1967年公開の大映京都映画。主演は「橘警部」はまだまだ先の本郷功次郎。他に赤座美代子、小川真由美、西村晃など。あらすじ季節は盆。灯籠流しの宵に旗本の三男坊、徳田新之助ではない新三郎(本郷功次郎)は吉原の遊女お露(赤座美代子)と知り合う。その夜、お露は下女のお米と新三郎の長屋へ。そこで新三郎はお露が武士の娘でありながら吉原に売られた不幸な身の上を知る。新三郎はお露に同情し、お米の頼みもあって契りを
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池袋シネマ・ロサで鑑賞。入り口にはチケットを求め並んでる並んでる。内容は観て楽しんでいただくとしまして。噂には聞いていたが、まあ面白い。とにかく脚本が素晴らしい。見事。うまいなあじゃなく凄いなあの世界。いろいろな伏線が後半全て回収される。こういう見せ方ありか、と。構成力の勝利というか。逆にいえばこういう風にしないと伝わらないのかも。一言で言えば「ゾンビ映画製作現場を舞台にしたヒューマンコメディ」。
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2004年公開の日本映画。「女子高生のビッグバンドジャズ」という斬新な設定、東北の美しい四季を織り交ぜた心から楽しめるストーリーと上野樹里はじめ瑞々しい演技が爽やかな感動を呼び大ヒットした。あらすじどこにでもいそうな女子高生たち。ある日、食中毒になった吹奏楽部のために補修サボり組の13人とギターとベースしかできない3人が集まった。吹奏楽部の生き残りである男子とともにビッグジャズの猛特訓。やっとこさ
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1975年公開の東映映画。主演は北大路欣也、監督は深作欣二。毎度おなじみピラニア軍団、太地喜和子などが出演。あらすじ武司(北大路欣也)は八年前に羽田組幹部・国吉(名和宏)の命で対立する組長を射殺し刑務所に送られた。服役中に武司は組から現金強奪計画を立て、出所後に刑務所で知り合った別所(川谷拓三)と熊吉(室田日出男)を仲間に引き入れる。三人は組の花会を襲い3憶5千万を奪って逃走。一年間は金に手を出す
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1980年公開の松竹映画。タイトルの通り出てくる人間「わるいやつ」ばかりの異色作。あらすじ二代目院長の片岡孝夫。女にもてまくるが医者としての熱意はまるでない。彼を巡って争う5人の女たち。家具商の妻・藤真利子、やりての料亭女将・梶芽衣子、父の愛人だった婦長・宮下順子、離婚寸前の妻・神崎愛、売り出し中のファッションデザイナー・松坂慶子。そろいもそろった美女軍団。しかも、一筋縄ではいかない女たちばかり。
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1971年公開の松竹映画。1982年にTBS、2001年に火サスでテレビドラマ化。全3作ともDVDになっている珍しい作品でもある。あらすじ西田美奈子(岩下志麻)は愛媛の松山にある老舗呉服店の当主、慶太郎(三國連太郎)の妻。美奈子は3カ月に1回、東京に向かう。表向きは反物の買い付けだが、本当の目的は大学助教授の江村(中尾彬)と会うためだ。5年前、美奈子は江村の兄・寿夫の妻だった。しかし、寿夫は水商売
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1962年公開のいわゆる「黒シリーズ」第1弾。出演は田宮二郎、叶順子、高松英郎、船越英二など。監督は増村保造、原作は梶山季之。あらすじ山中で秘密裏に行われていたタイガー自動車のテスト。しかし、スパイに情報が漏れていたせいで試走車の事故が新聞にすっぱ抜かれるはめに。高松英郎を中心に車内に企画一課という名のスパイ部門を設置。情報屋上田吉二郎を使い、菅井一郎率いるライバル会社とあの手この手の謀略合戦を繰
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1978年6月から翌年1月まで全31回の放送。映画版でも財前五郎を演じた田宮二郎の遺作となった。主役・脇役を問わず当時の錚々たる顔ぶれが揃った作品。あらすじと感想主なキャストは財前五郎――言わずと知れた田宮二郎。里見脩二――特捜最前線でも医者をゲスト出演で演じていた山本學。東教授――悪魔の手毬唄映画版で多々良放庵だった中村伸郎。鵜飼医学部長―テレビ版悪魔の手毬唄で放庵だった小沢栄太郎。大河内教授―
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1972年公開の日本映画。「寅さん」の渥美清が自ら企画・主演した作品。監督は今井正、共演は田中邦衛、小川真由美、市原悦子など豪華。あらすじ戦争で全滅した部隊の中、病院に入院していたおかげでただ一人生き残れた男、西山(渥美清)。戦友の遺書を抱いて帰還した彼は、長い年月をかけて全国に散らばる戦友12名の遺書を配達していく――という話。感想最初に観た時から大好きな作品。渥美清の名演と今井正のいいところが
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1976年公開の東映映画。女必殺拳シリーズ第4弾であり最終作。東映任侠映画で活躍した小沢茂弘監督最後の映画でもある。あらすじ男よりも武道に熱中する西陣織物問屋の一人娘、中川菊(志穂美悦子)。その彼女が麻薬取引に巻き込まれた沖縄出身の兄妹を救うべく、麻薬Gメンの高木(渡瀬恒彦)と共に撮影所に巣くう巨悪と対決する話。感想アクションだけでなく人間関係のアヤのつけ方がわかりやすい。副主演のミッチー・ラブと
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