大森一樹監督映画「ヒポクラテスたち」を久々に観る

1980年公開のATG映画。医療ドラマ続発の昨今だが、医学生の青春を描いた本作は新鮮だった。監督の大森一樹自身が京都府立医大の卒業生だったことも大きかった。主演は今は亡き古尾谷雅人、伊藤蘭、柄本明、内藤剛志とキャスティングも斬新。あらすじ大学病院で臨床実習中の愛作(古尾谷雅人)。同じ実習仲間には紅一点のみどり(伊藤蘭)、生真面目な大島(狩場勉)、子どもを2人抱えている加藤(柄本明)など個性豊かな面
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今井正監督「どっこい生きてる」を久々に観る

1951年公開の独立プロ映画。レッドパージで会社を追われた映画人たちが作り上げたど根性作品。監督は今井正、当時の前進座メンバー、飯田蝶子、木村功などが出演。あらすじ戦後間もない日本には失業者があふれていた。夜明け前には職安に長蛇の列ができ、その日暮らしが激化。仕事にあぶれた毛利(河原崎長十郎)が家に戻ると、大家から立ち退きの通告が。仕方なく妻と子供を田舎に帰し、毛利は簡易宿泊所に泊まることに。よう
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石ノ森章太郎原作ドラマ「がんばれ!レッドビッキーズ」を久々に観る

1978年にテレビ朝日系列で放送された連続テレビドラマ。原作は石ノ森章太郎。当時「てれびくん」に連載されてた。主演はアイドル歌手だった林寛子。父親役は柳生博、母親役は高田敏江だった。あらすじ桜ヶ丘高校2年生の江咲令子(林寛子)。野球部のマネージャーを務める彼女は野球大好きで知識と理論では男子に負けないが、女性のためベンチ入りもできないなど冷遇されている。それに反発した令子は少年野球の監督になること
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今井正監督・東映映画「米」を久々に観る

1957年公開の東映映画。キネマ旬報ベストテン第1位に輝いた。望月優子、加藤嘉、江原真二郎、中原ひとみ、木村功、中村雅子らが出演。あらすじ田植えを祝う村祭りで賑わう霞ヶ浦近くの農村。田村次男(江原真二郎)は家の田植えを手伝う青年。しかし、兄・栄吉(南原伸二=南原宏治)からは定職に就く気がないならいっそ自衛隊に行かんかいと言われる始末。次男はその自衛隊帰りの仙吉(木村功)たちと対岸に渡り遊びまわる。
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笹沢左保原作・菅原文太主演映画「木枯し紋次郎」を久々に観る

1972年公開の東映時代劇映画。監督は中島貞夫、主演は初時代劇の菅原文太。伊吹吾郎、渡瀬恒彦、小池朝雄、江波杏子などが出演。あらすじ上州無宿の紋次郎(菅原文太)。兄弟分の左文治(小池朝雄)の一家に身を寄せた時、左文治がお夕(江波杏子)を犯そうとした仙松を斬ってしまう。左文治が病床の母を思う気持ちを聞いて紋次郎は身代わりになることに。三宅島で過酷な労働に従事する紋次郎。島抜けを計画している男女と知り
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中島貞夫監督・東映実録映画「沖縄やくざ戦争」を久々に観る

1976年公開の東映やくざ映画。主演は松方弘樹と千葉真一、監督は中島貞夫。渡瀬恒彦、新藤恵美、矢吹次朗、尾藤イサオ、室田日出男、梅宮辰夫、成田三樹夫、地井武男など錚々たるメンバーが出演。あらすじ舞台は本土復帰を間近に控えた昭和46年12月。本土からの暴力団を阻止するべく大同団結に向かう沖縄のやくざ社会。対立関係を乗り越え大城(織本順吉)派と国頭(千葉真一)派が合体し「沖縄連合琉盛会」が結成された。
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眠狂四郎シリーズ5・映画「眠狂四郎炎情剣」を観る

1965年公開の大映時代劇映画。眠狂四郎シリーズ第5弾。監督は「必殺」シリーズ初期を支えた三隈研次。主演は市川雷蔵、中村玉緒、安部徹、西村晃、中原早苗などが出演。あらすじある日、仇討ちの助けをした眠狂四郎(市川雷蔵)。斬られた男は「助太刀はお主の恥」と言い残して死んでいった。助太刀の報酬はぬい(中村玉緒)の身体。さすが「女を犯すことには慣れている男」狂四郎。自分でいうかね、アンタ。そんなことがあり
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眠狂四郎シリーズ11・映画「眠狂四郎人肌蜘蛛」を観る

1968年公開の大映時代劇映画。眠狂四郎シリーズ第11弾。主演は市川雷蔵、緑魔子、川津祐介、渡辺文雄、寺田農となかなかの布陣。あらすじ亡き母の墓参りに14年ぶりに甲府を訪れた眠狂四郎(市川雷蔵)。そこで墓守から狂四郎と同じく黒ミサの子として生まれた兵吾(寺田農)の存在を知る。甲府では将軍家斉の妾腹の子、土門家武(川津祐介)・紫(緑魔子)の兄弟が暴虐の限りを尽くしていた。2年前、幕府は2人の行状が御
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眠狂四郎シリーズ9・映画「眠狂四郎無頼控・魔性の肌」を観る

1967年公開の大映時代劇映画。眠狂四郎シリーズ第9弾。第4弾「女妖剣」以来の狂四郎の出生に関わる内容。鰐淵晴子、成田三樹夫、久保菜穂子、金子信雄、稲葉義男などが出演。あらすじ馴染みの矢場女・おえん(久保菜穂子)のもとにいる狂四郎(市川雷蔵)。「女は抱くものとしか心得ていない」と言いたい放題の狂四郎に、襲い掛かる謎の一味。それは闕所物奉行・朝比奈(金子信雄)と家来だった。難なく撃退した狂四郎は、ち
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眠狂四郎シリーズ12・映画「眠狂四郎悪女狩り」を観る

1969年公開の大映時代劇映画。市川雷蔵版の眠狂四郎シリーズ第12弾で最終作。藤村志保、久保菜穂子、松尾嘉代、朝丘雪路に吉田日出子、小池朝雄、江原真二郎らが出演と結構豪華。あらすじ毎度おなじみ大奥の権力争い。相手方の女捕まえて折檻するわ、気に入った女捕まえてレズに走るわやりたい放題。そんな中、狂四郎の偽物が現れ将軍の子を身ごもったお千加(松尾嘉代)一派の女が殺されていく。裏で糸を引いているのは大奥
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