2000年の日本映画。史実に基づく一揆を描いたことが画期的で、地元岐阜県の熱意が伝わる映画となった。あらすじ時は江戸時代中期・宝暦年間のこと。美濃国郡上藩で一揆が起こった。郡上藩主・金森頼錦(河原崎建三)は江戸の藩邸で官官接待に明け暮れる日々。そのツケが百姓たちにまわされひたすら耐えてきたが検見取りを強行するとあっては限界が来たのだ。宝暦4(1754)年8月10日、郡内の各地から農民が八幡城下に集
>>続きを読む
1969年の大映時代劇。あらすじ軽業一座にいたお紋は土地の親分を殺めた関係からその子分達に追われる身。ある時、中山道で瀕死の男から五十両の大金を預かる。その時からお紋の新たな戦いは始まった――。感想安田道代さん主演の大映時代劇。後の大江戸捜査網の頃より若々しい。しかしまあ潰れかけの大映時代劇。突っ込みどころは満載。なんせお紋に五十両預ける前に斬られた相手達が懐探してるのだ。 なんで見つけられない?
>>続きを読む
1972年の東宝映画。結構この手の作品は海外でカルト的人気。原作は小池一夫。いまだに現役なのが凄い。あらすじ北町奉行所の隠密回り同心、板見半蔵(勝新太郎)。仲間を持たず一匹狼の彼は上司からも疎まれるダークヒーロー。街の人からは「かみそり半蔵」と言われ恐れられるが同時に弱者の味方としても名が通っている。自分が捕えて獄門首になるはずだった連中を死んだことにして手下に使ったり悪側にいた女を取り調べと称し
>>続きを読む
1972年公開の「賞金稼ぎ」シリーズ第3弾。あらすじ今回の舞台は甲州・黒戸金山。そこから江戸へ送られるはずの黄金百二十貫が夜叉狼率いる山賊に奪われる。黄金の行方は杳として知れないなか老中の堀田と大目付の跡部は賞金稼ぎとして知られる町医者・錣市兵衛(若山富三郎)に黄金奪還を依頼。期限は日食までの5日以内。いつものごとく市兵衛は数々の秘密兵器を駆使し悪党に立ち向かう。しかし山吹色の欲望に取りつかれた連
>>続きを読む
1971年制作のテレビ大型時代劇。全52回。テレビ版オールスター作品ともいえる豪華な面々。あらすじと感想主な配役は次の通り。大石内蔵助→三船敏郎。言わずと知れた「世界のミフネ」浅野内匠頭→尾上菊之助。妻は緋牡丹のお竜、娘はベルリン国際映画祭最優秀女優賞。大石りく→司葉子。息子の嫁はん元Wink。瑤泉院→佐久間良子。実は書道がめちゃ上手い。堀部安兵衛→渡哲也。趣味は焚火。吉田忠左衛門→中村伸郎。文学
>>続きを読む
1966年の東映時代劇。主演は中村錦之助、監督はフジテレビから呼んだ五社英雄。錦之助時代最後、五社英雄最初の東映作品になった。あらすじと感想ストーリーと内容は毎度おなじみ。何回リメイクしとんのだという話なのだが要は左膳が手に入れた「こけ猿の壷」を巡り柳生一派と公儀の隠密たちが奪い合いをするという話。チョビ安、お藤、与吉、萩乃など登場人物もまあ一緒。それまで左膳を演じ当たり役となった大友柳太朗が大岡
>>続きを読む
1957年公開の東映時代劇映画。あらすじ時は五代将軍綱吉の時代。助さん格さんとともに江戸入りしたご老公。いきなり畑を荒らしまわる野良犬(それにしてはきれいだ)を見て「犬公方」綱吉に諫める意思で犬の皮をはいだ贈り物をする。それを見て綱吉、怒るどころか納得してお触書を出すよう指示。そんなこんなでご老公、今度は高田藩のお家騒動を知りまたまた首を突っ込んで・・・という話。 感想月形龍之介の芸能生活38周年
>>続きを読む
1973年10月からテレビ朝日系列で放送。当初あまり期待されていなかったが少し伸びて全26回。メンバーは剣条之介・・・「レッツ・ビギン!」村野武範。九鬼大紋・・・「和製ブロンソン」佐藤充。 玄庵・・・「日和警部」長門勇。 仙蔵・・・「女ののど自慢」なべおさみ。 菊次・・・ロンドンブーツじゃない田村亮。 南美・・・「しびれくらげ」渥美マリ。17話で殉職。 朱美・・・「女ジェームス・ディーン
>>続きを読む
1987年公開の必殺シリーズ劇場版第4弾。この頃の必殺テレビシリーズは「風雲竜虎編」で人気低下も著しく終了に向けて動いていた頃。映画でのレギュラーは中村主水・・・藤田まこと 秀・・・三田村邦彦 政・・・村上弘明 お玉・・・かとうかずこ 順之助・・・ひかる一平監督は必殺仕掛人1.2話を担当しその後の基礎を作った深作欣二。テ
>>続きを読む
1963年公開の大映映画。それまでの忍者映画はいわゆる「忍術映画」でガマガエルがおってドロンみたいな話だったのだが忍者たちの活躍を戦国時代の大名達の謀略活動ととらえた新しい視点が評判となり大ヒットした前作「忍びの者」を受けて製作された続編。その後の忍者ものの流行の先鞭をつけた2作品といえる。なんといっても石川五右衛門は大泥棒でなく、優秀な忍者だったとする設定の妙が大きい。加えて続編では人間的であろ
>>続きを読む