志保美悦子主演映画「女必殺拳」を観る

1974年の東映映画。
前年大ヒットしたブルース・リーの「燃えよドラゴン」を受けて
製作されたのが見え見えの女ドラゴンシリーズ第1弾。
だいたい劇中で女ドラゴンって言っちゃってるし(笑)

あらすじと感想

行方不明になった仮面ライダーV3じゃなかった
万青(宮内洋)を追って日本にやってきた妹の紅竜(志保美悦子)。
麻薬Gメンだった兄が探していたのは日本の密売組織。
どうやら組織に捕らわれているらしいことがわかり
紅竜は単身アジトに乗り込んでいくのだが――。

兄は廃人同然となっていて紅竜の目の前で殺される。
紅竜は怒りに燃えて組織を叩き潰していくって感じの話。

世界中の武道家みたいな連中がひたすら待ち構えていて
いろんなところで対決していくというカンフー映画の典型的な話なのだが
まあなんちゅうか間抜けな悪役がめちゃくちゃ多い。

特になんじゃそりゃみたいなのが吹き矢を使うやつ。
ジェロニモかお前はみたいなカッコして
吹き矢で女殺すのはええが屋根伝いに逃げたらめちゃくちゃ目立つやろ。
あとそのわけのわからん盾は何のために持っとんのよとか突っ込みどころ満載。

それからアマゾネス集団みたいな連中はひたすら弱い。
そもそもアマゾネスってギリシャ神話の戦闘民族ちゃうの。
なのにやってることはタイのキックボクシング(笑)なんでもありか。

お約束通り身内がちょこちょこ死ぬたびにビジンダ―じゃなかった
紅竜の怒りの拳というか血糊ドバドバ大作戦がひたすら展開する。
その割には志保美悦子の影が意外と薄い気もする。
格闘シーンはやたらとあんだけど。
内田朝雄さんの善玉って結構貴重かも。
個人的には黒幕は失踪した兄って展開が好きだけどねえ。

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