1972年~1973年にかけて放送されたテレビ時代劇。全31話。
この第三部だけ越前の息子・忠宣が登場する珍しいシリーズ。
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レギュラー出演者は
大岡越前→加藤剛
雪絵→宇津宮雅代
榊原伊織→竹脇無我
千春→土田早苗
村上源次郎→大坂志郎
辰三→高橋元太郎
池田大助→原田大二郎
大岡忠高→片岡千恵蔵
妙→加藤治子
猿の三次→松山英太郎
他に山口崇、天知茂、志村喬、中村竹弥、里見浩太朗など。
あらすじと感想
長崎に修行に行っていた伊織と千春が江戸に戻ってくる。
爆殺された父親(高松英郎)の後を継いで息子・大助が見習い与力に。
第1話からおなじみの吉宗失脚を狙う展開。
やっぱりというか息子が誘拐される。
第2話では現代でいうところの「脚気(かっけ)」のお話。
第3話では忠高が御三家筆頭尾張宗春をどついて大騒動に。
第5話「無情の捕縄」はなかなかの名作。
人を殺し金を奪って逃げた男が江戸に戻ってくるという情報が。
男の長屋を張り込む源次郎と辰三だが、貧しさが犯させた男の罪、
妻と娘の窮状を知り法と人情の板挟みとなる。
逃げた男が織本順吉、病気の妻が中村玉緒。さすがの名演。
第9話はかつてのスター、笠置シズ子が女スリに。
第10話は天知茂演じる神山左門活躍の回。
第11話は怪盗と越前の対決。
第13話は大名の世継ぎ問題を巡り越前が人質に。
第17話は吉宗がお白州へ。
第20話は時効を扱った話。
第22話は吉宗が急病で倒れ、世継ぎ問題を巡り大揺れに。
第24話は中村竹弥演じる伊三郎が無実の罪で危機に。
第30・31話は成田三樹夫を首領に濃いメンバーが揃う。
悪党の巧妙な罠に苦しめられる越前達の大逆転劇。
とまあ、ざっとこんな感じである。
やっぱりこの頃のシリーズはよくできてる。メンバーもいいし。
原田大二郎なんか後のシリーズでも違う役で出たけどこの頃は若い。
なんといっても息子が出てるのはこの第三部だけなので見る価値あり。
ちなみに息子を演じているのは、
あの「銭形平次」大川橋蔵の息子さんだとか。
(サンデー毎日2016年4月3日号)。
加藤剛がインタビューで答えているのだからまず間違いないだろう。