1975年の東映映画。
志保美悦子主演、内藤誠監督。
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あらすじと感想
出だしからアクション満開。
線路に縛り付けられている女が二人。
そこに駆けつけてくるマキ。
胸には赤字で「13」。
なんとまあセンスのない。
志保美悦子の歌全開の中、不良グループをボコボコに。
なんでかしらんがついでにチンピラ連中もボコボコに。
この歌声がすごい。
なんちゅうかジャイアン顔負けというか。
藤純子の「緋牡丹博徒」がまともに聞こえるというか。
それでまあストリップ劇場から逃げてきた女を助け
劇場に乗り込みまたボコボコに。
次の日、なぜか胴着姿で海岸を走るマキたち。
青春ドラマの如く掛け声をかけながら。
水のないプールに辿りつき振りかえると前の晩のやくざ達。
女(モモエ)を返せとえらいまたちっちゃい話。
そこへ出てくる元ボクサーの用心棒。
オレに勝ったら女はくれてやると話を付け戦うも
やっぱりというかちょっかいを出すやくざ達。
それで俺に恥をかかせたというので無事女は元通り。
今度はジュリーの追憶が流れる中、
自分達の乗ってたジープを追い抜いたスポーツカーの
女(タカコ)を砂浜に埋めヤキ入れ。
女はやっつけたやくざの親分と組んでる観光会社の令嬢。
またまたやっぱりというべきかメンバーが復讐される。
そしてこれまたやっぱり目には目を、歯には歯を。
パーティー会場に乱入しタカコを拉致。
彫り師を呼んで背中に入れ墨を入れさせる。
こうなってくるとどっちもどっち。
さらに目には目を歯には歯を。
マキは嵌められ刑務所に。
仲間は拉致されシャブ漬けに。
それに嫌気がさしたタカコ、用心棒を呼んで全うな道へ。
まあそんなうまくいくはずもなく
裏切りがばれてタカコは逃げるが用心棒は腕を潰される。
親父も爆殺されたタカコはマキに面会に。
仲間の窮状を知らされショック。
いや、わかるでしょ。
で、まあいろいろあって脱走。
逃げる前に看守の室田日出男をぶち殺していくのもお約束。
そしていろいろあって会場に乗り込み復讐してエンド。
「どうせこの世は13階段 人はいつかは死んでいく
花の命にかけようよ」
という救いのカケラもないジャイアン顔負けの歌が流れる中、
夜から朝やけの海岸を歩く志保美悦子なのだった。
まあここまで目には目、歯には歯を形式も珍しい。ある意味傑作。