1983年の角川映画。
1981年12月「セーラー服と機関銃」の大ヒット中に
突然の休養宣言以来の復帰第1作だった。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
あらすじと感想
原作は赤川次郎。
薬師丸ひろ子のために書き下ろしたユーモア・ミステリーだった。
監督は当時「狂った果実」「遠雷」などで
日本映画界に新風を吹き込んでいた根岸吉太郎。
相手役の探偵・辻山は松田優作。
「家族ゲーム」の後ぐらいかな、新境地開拓中。
薬師丸ひろ子との身長差30センチコンビが印象的。
他に出演は岸田今日子、秋川リサ、財津一郎、
蟹江敬三、中村晃子、藤田進とまあいろいろ。
薬師丸ひろ子がショート・ボブにしたのもこの映画から。
主題歌「探偵物語」の予約枚数60万枚は当時の日本新記録だった。
振り返れば最後の映画スターかもしれんねえ。
なんちゅうてもこの映画の見せ場は
最後の成田空港での長いキスシーン。
最近あんまり印象的なキスシーンなんてないやね。
薬師丸ひろ子の映画出演は
「野性の証明」「戦国自衛隊」「翔んだカップル」
「ねらわれた学園」「セーラー服と機関銃」に続く6本目。
このあと84年正月映画「里見八犬伝」なんだねえ。
大ヒット原作があって客を呼べる映画スターがいた1980年代前半。
昭和は遠くなりにけり。