1978年に全4回で放送。
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あらすじと感想
横溝正史本人が自選で第7位にあげている作品。
それの最初の映像化なわけだが、ある意味原作よりもよくできている。
過去4回の離婚歴を持つ女優を巡る
スキャンダラスな展開が魅力の本作品。
最初の夫はプールで死に2番目の夫は交通事故、
3番目の夫は毒殺され4番目の夫は行方不明――。
どこまでサゲマンやねんという話なのだが、
それでも求婚する男がおるのね。
犯人像とトリックは結構上位。
最後まで犯人がわからない展開もマル。
原作もだらだら長かったが
勝手なオリジナルの政治の部分を外し
全3回でもよかったのではと思う。
ドラマオリジナルの看護婦の存在はなかなかいいけど。
ここと青年・田代をからめた展開は
幅を持たせていてラストにも効いてくるしなかなかいいわな。
清純派な村地弘美さんが役柄的にピッタリ。
しかし草笛光子さんは横溝正史の世界が似合う。
もともとミュージカルの人なのだが。
昭和のスターが次々と逝去する中、
いつまでも現役で頑張ってほしいものだ。