1965年のマカロニ・ウエスタン。
主演はジュリアーノ・ジェンマ。この時はモンゴメリー・ウッド名義。
なぜだか日本未公開。
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あらすじと感想
個人的にはマカロニウエスタンのなかでも上位に入る出来栄え。
なんちゅうても脚本がよくできてる。素直にオモロい。
そりゃこれ一作でマカロニのスターにもなりますわな。
ジェンマの名前はリンゴ。あだなはエンジェル・フェイス。
軽い感じの役柄なのだが、早撃ちは天下一品。
出だしから自分を殺しに来たやつ4人撃ち殺す。
それで留置場に入れられるのだが
その時町には銀行強盗の襲撃が。
首領はおなじみフェルナンド・サンチョ。
めんどくさいのか役名もサンチョだ。
あろうことか保安官の彼女の親が
経営する牧場に人質を取り立てこもる。
クリスマスが間近に迫る中、
保安官はジェンマに人質救出を依頼する。
ここの部分もコミカルでオモロい。
キャラクターの良さ、意外性のある話、
小道具の使い方、伏線の張り方などなど
娯楽映画の見本のような作品。
さらに音楽はモリコーネ。何の文句があるものか。
悪役側の性格付けもよくできてる。
もちろんアクションも。終わり方も爽やか。
これを観ずしてマカロニウエスタンは語れない。
なんで日本未公開だったのかは謎である。