70年代カルト時代劇「狼・無頼控」を観る

1973年10月からテレビ朝日系列で放送。
当初あまり期待されていなかったが少し伸びて全26回。

メンバーは
剣条之介・・・「レッツ・ビギン!」村野武範。
九鬼大紋・・・「和製ブロンソン」佐藤充。
  玄庵・・・「日和警部」長門勇。
  仙蔵・・・「女ののど自慢」なべおさみ。
  菊次・・・ロンドンブーツじゃない田村亮。
  南美・・・「しびれくらげ」渥美マリ。17話で殉職。
  朱美・・・「女ジェームス・ディーン」夏純子。17話から。

あらすじ

時は江戸時代末期。
すでに幕府の治世はガタガタになりつつあった。

そんな中、一匹狼な6人の無頼漢が
御隠居と呼ばれる大目付(山村聡)から直接、
あるいは小料理屋の女将(野際陽子)から
間接的に依頼を受け世間にはびこる悪を退治していく。

命の保証はなく、金のためを建前になんだかんだ言いながら
チームワークで乗り切っていく6人の男女――という話。


感想

タイトル・バックの演出が素晴らしい。手掛けたのは市川崑。
山下毅雄の音楽がまた合うんだこれが。

内容は要するに「必殺仕掛人」+「大江戸捜査網」みたいなもん。

メンバーは豪華なんだか貧弱なんだかわからない。

ゲストは主題歌を歌う五木ひろしが出たり、
勝新太郎や丹波哲郎(ちょこちょこ出てたのにいつの間にか消えた)、

宍戸錠とか男優が豪華。

時代的にエロ要素がちょこちょこあるせいか(異聞女人の館とか)
女優はそれほどでもないが、市毛良枝などは冒頭出てきて
速攻心中に見せかけて殺される役でなんとまあ贅沢な。

この時代、テレビ時代劇が花盛りなのでロクにメンバーが揃わない。

一人ひとりのキャラは面白いだけにもうちょっと陽の目を浴びてもねえ。

なぜか大紋は徳利の紐を口にくわえて相手ぶった斬るとか。
ぬるーい時代劇に飽きてる人には一見の価値あり。

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