1996年公開の松竹映画。
3年前に公開された「学校」のヒットを受けシリーズ化。
前作は夜間中学を通して教育問題と現状を描き
話題を呼んだが今度は高等養護学校が舞台。
最初の「学校」の原作者、松崎先生は話聞いたなあ昔。
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あらすじ
舞台の高等養護学校は北海道。
リュー先生(西田敏行)が担任しているのは1年F組。
9人の新入生の中の一人、高志(吉岡秀隆)。
発達の遅れはそれほどでもないが中学時代いじめられ心を閉ざしている。
佑矢(神戸浩)は大変な生徒で新任の小林先生(永瀬正敏)はほとんどノイローゼ状態に。
そんな彼をリュー先生や玲子先生(いしだあゆみ)が励ます。
二学期のある日、相変わらず暴れる佑矢に向かって高志がブチギれる。
それまで一言も発しなかったのに。おまけにそれに素直に従う佑矢。
子どもたちに少しずつ変化が生まれ、紆余曲折ありながら時は流れていく。
そして、卒業式が近付いてきたある日、事件が起こる。
高志が佑矢を連れて寮を抜け出したのだ。
どうやら安室奈美恵のコンサートを観に行ったらしい。
リュー先生と小林先生は2人を追って会場に向かう――。
感想
障害児教育を扱った感動作。
一口に障害といってもいろいろある。
例えばメガネがなければ不自由な人はいくらでもいる(自分もその一人だ)。
自分ら子供の頃なんて目悪かったら障害者みたいな言われ方したもんだ。
今は眼鏡かけてる子供の方が多そうだからそんなことないのだろうが。
何でも時代と共に変わるのよね。
障害も個性と認められる時代は果たしてくるのだろうか。
熱気球を見上げるシーン、卒業式はいつ観ても泣ける。
リュー先生の娘役で当時無名の浜崎あゆみが出演しているのは
割と知られているが、高志の同級生役で吉本新喜劇座長の
小藪千豊が出演していることはあまり知られていない。
安室奈美恵とスーパーモンキーズ・・・時代だねえ。
「学校」シリーズもⅠとⅡはよかった。後は・・・なあ・・・