土曜ワイド劇場「美濃“紙漉きの里”殺人事件」を久々に観る

1991年に土曜ワイド劇場枠にて放送。
主演は河合奈保子。渡辺裕之、高橋ひとみ、三浦真弓などが出演。

あらすじ

美濃に取材に来ていたカメラマンのアヤ子(河合奈保子)。
ところがその夜、怪しげな能面を被った男に襲われる。

男の目的はカメラを奪うことだったが、
通りがかった車を見て逃げ去った。

車を見ると運転していたのは
アヤ子の兄・武(渡辺裕之)の
恋人だった神崎みさき(高橋ひとみ)。

東京と美濃の離れた世界で
そんな偶然あんのかよという話だが、
何はともあれ、みさきの家に行って昔話に花が咲く。

しかし、そこにみさきの父が殺されたとの知らせが。
製紙会社を経営するみさきの父は地元の名士。
警察に駆け付けるみさき、
姉・紀和(三浦真弓)、妹・裕子(矢沢美紀)。

紀和と裕子は養女で、実の娘はみさきだけ。
裕子は権太郎の忠実な部下・糸井(下條アトム)と結婚しているが、
喫茶店の経営者・中川(穂積ペペ)との関係が続いている。

神崎家が内包する複雑な関係が明らかになる中、
権太郎の遺言状を届けに向かった弁護士が殺された。

公正証書のため原本が公開されるが、
その内容は遺産の大半をみさきに相続させるというもの。

そして、裕子が何者かに殺害された。
アヤ子は駆け付けた武とともに事件の真相を探っていく――という話。


感想

一言で言えば「横溝正史オマージュ」作品。
気持ちいいぐらいのいいとこ取りが炸裂する。

これはこれで観ていて楽しめるなあ。
メンツもなかなか揃っていて、
いかにも90年代初頭の2時間サスペンス感。

地域の風習とか祭りとかも入っているし、
紙漉(かみすき)の話とかもっとあった方が良かったかも。

シリーズにはならなかったのかな、これ。
まあ主人公はそんなに目立ってないのだけれど。
続いてもよさそうな感じで、今観るとかえって新鮮だったりする。

温故知新って大事ですな。

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