1989年TBS系列にて放送。
原作は横溝正史の同名短編小説。
たしか金田一も出てこなければ殺人事件もなかったような。
ゲストは松原智恵子、中尾彬、榎木孝明、渡辺典子など。
あらすじ
京都の豪商・日疋(中尾彬)の妻・静子(松原智恵子)から
料亭に招かれ、娘・美樹子(渡辺典子)の結婚相手である
唐木元子爵家の謙介(榎木孝明)の身元調査を依頼された金田一。
僕はそういうのはちょっと・・・
煮え切らない態度の金田一だが、
貴金属を専門に扱う盗賊・薔薇王が日疋家に現れ、
脅迫めいた謎の文字を残して立ち去ったと聞いて引き受ける。
ところが、迎えに来たタクシーの運転手が謙介で、
唐木家に無理やり招かれた形の金田一。
さらに睡眠薬を飲まされ、閉じ込められる。
金田一が助け出されたのは、美樹子と謙介の結婚式の日。
式場に駆け付けた金田一が目にしたのは――という展開。
感想
謙介の妹・ゆかりが刺されるとこだけなぜだか覚えてる。
あとはそうだったっけ?みたいな。
金田一が出てこない作品をドラマ化するとありがちというか、
どうしても強引な感じになっちゃうんかねえ。
メンツは結構豪華なのだが。
見方を変えれば、ゲストが目立って
金田一の影が薄くなっちゃうんだよねえ。
しかし「神の里」なんて言い出して、
わざわざ向かうのは『ミイラの花嫁』的な展開。
まあ、一番引っ張りやすいやり方ってことかね。
松原さん&中尾さんとくると日活コンビですな。
榎木さんはもう浅見光彦はやってたんかな、この頃。
渡辺典子さんは『晴れ、ときどき殺人』を連想するねえ。
映画版『積木くずし』もやってたけど。
あとは山内としおさんのキャラに注目ですな。