1987年テレビ朝日系列で放送。
4夜連続単発シリーズの第2弾。
原作は松本清張『陰影』。
主演は小川真由美。池部良、本田博太郎、小松方正などが出演。
あらすじ
銀座の一流バーのママ・佐保子(小川真由美)。
彼女にはパトロンの隆平(池部良)がいたが、
バーテンの二郎(本田博太郎)とも関係をもっていた。
佐保子は二郎に別れ話を切り出すが
二郎はシャブに走るわ、俺を捨てたらお前ら殺すと脅迫。
挙句の果てには一億円を要求する二郎だが、
隆平が二郎の存在を知るやいなや二郎が何者かに殺されてしまう――という展開。
感想
小川真由美さんの上手さは言うまでもないが、
池部良さんは70歳近いはずなのに若々しいなあ。
ドラマ的にはちと薄い感じがして
やっぱり2時間ぐらいあった方がいいけど
宝石店の加藤和夫さんとか刑事の原口剛さんとか
キャスティングも見どころかね。
ダイヤの指輪が持ち主を転々と変えというところが
4夜連続のウリなんだろうけどあまり関係ないっちゃない。
一つの持ち物が転々としていくというのは
例えば昔の『剣』シリーズみたいにいろいろ例があるけど
ダイヤにナレーション付けた方が面白かったかもね。
ダイヤの心情というか、そういうのがあっても良かったかも。