1987年にテレビ朝日系列で放送。
4夜連続ドラマの第1弾。
原作は松本清張の短編『土俗玩具』。
主演は真野響子。河原崎建三、江原真二郎、中島久之、綿引勝彦などが出演。
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あらすじ
かつて将来を誓い合った画家の恋人との仲を
父親に引き裂かれた経験を持つ妙子(真野響子)。
無理に結婚させられた婿養子の夫・忠夫(河原崎建三)も、
父親も金を貰って離れていった恋人も信じられず、
男という男をすべて憎むようになった妙子。
今では会社を潰して失踪し、出戻ってきた忠夫を離れに住まわせ、
能を教わっている男二人(中島久之・綿引勝彦)を手玉に取って楽しんでいた。
ある日、忠夫が夕子からダイヤの指輪を奪い、家を出て行こうとする。
しかし、忠夫は路上で息を引き取り、妙子が殺人容疑で起訴されることに。
老獪な弁護士(江原真二郎)によって妙子は無罪を勝ち取るが――という話。
感想
骨になってもヒ素ってわかんのねと思ってみてたら、
お棺の中に入れた郷土の玩具に使われていたという設定が上手い。
やっぱり松本清張って、目の付け所が違いますな。
原作は読んでないからどういう風になってるのか知らんけど。
1時間ドラマなので、どうしてもダイジェストになりがちというか、
バックボーンがわかりづらいという部分はしょうがないかも。
それでも、きっちりまとまっている方だとは思う。
草薙幸二郎さんの刑事は合うなあ。
椎谷さんが刑事ってのは珍しいかも。
綿引さんは相変わらずドスが効いているというか。
椎谷さんと並べば、そこはもう刑事ドラマに出てくる組事務所の世界。
単発2時間ドラマでやっても、おかしくない内容なんだけどねえ。
今までやってないのが不思議ですな。