1992年土曜ワイド劇場枠にて放送。
いわゆる「女たちの華麗な闘い(斗い)」シリーズの1つ。
主演は松尾嘉代。石田ゆり子、誠直也、安部徹、朝比奈順子、大信田礼子などが出演。
あらすじ
マリンスポーツクラブ「ASKアービル」の社長・春代(松尾嘉代)。
もともとは悦子(朝比奈順子)、知恵(大信田礼子)の三人で作った会社だったが、
やり手の春代が社長に座ったことで経営は上手くいっても三人の仲は次第にギクシャク。
ある時、大手観光会社が沖縄の久米島に巨大マリンランドを作ることに。
その運営をアービルが任されることになり、
観光会社は開発室長・伊吹(誠直也)とその部下・都(石田ゆり子)を送り込んできた。
春代にライバル意識を持つ悦子は、伊吹とは愛人関係。
その縁からできたマリンランド計画を活かして、春代から実験奪うぞ大作戦を考える。
ところが、久米島に下見に行く日、
集合場所に現れなかった知恵が、アービルのプールで溺死体となって発見された。
さらに、不可解な事件が次々と――という話。
感想
まだバブルの香りが残るころの作品。
舞台が南国であることや、石田ゆり子が出演していることで
80年代ドロドロ系サスペンスとは少し趣が違っている。
本シリーズは一種のピカレスクロマンと言えるもので、
2時間サスペンスの女王と呼ばれた松尾嘉代さん主演ならでは。
なかなかこういうのって、
ハマりそうでハマらないもんですからな。
それを可能にする確かな演技力というか。
そういや松尾嘉代さんがヘアヌード写真集出した時、
買った奴が職場にいたなあ。
一同呆れたもんだが、それぐらい人気がありましたわな。