1983年土曜ワイド劇場枠にて放送。
原作は横溝正史の同名長編ミステリ。
主演は小野寺昭。真野響子、夏木勲(夏八木勲)、岡田英次などが出演。
あらすじ
盛り場で意気投合した大学講師・乙骨三四郎(夏木勲)に誘われ、
浅間山麓の村を訪れた名探偵・金田一耕助(小野寺昭)。
現地に向かうバスの中で、
老婆に「帰れ! お前らが来ると血の雨が降る!」と
デジャブというかどこかで見たような光景が繰り広げられる。
ごやっかいになるのは、地元の旧家・鵜島家。
主人の鵜島(岡田英次)はいろいろと不自由だが、
しっかり者の由美(真野響子)が二人の面倒を見てくれる。
それもそのはず、三四郎はかつて由美の家庭教師だった。
このままのんびり、スローライフ・・・なわけがない。
金田一が蛍を食べる不思議な美少年を目撃して――という話。
感想
土着性、洞窟、連続首切り殺人と雰囲気は文句なし。
なんだけど、なんちゅうか全体的に薄味な感じが。
1978年版はボコボコに死にまくってたけど。連ドラだったし。
まあ、犯人は誰か?みたいなミステリじゃないしねえ。
そもそも原作には金田一が出てこんし。
真野響子さんと風祭ゆきさんはキレイだねえ。
真珠郎の斉藤林子さんは『京都妖怪地図』のイメージが強い。
あんまり真珠郎の活躍が目立たんのよねえ。
それも薄味に感じる理由かな。
「おつこつ」が「おとぼね」なのは、何で変更したか知らんけど。
岡田英次さんは1978年版と同じ役ですな。
鵜藤を鵜島に変えてるけど、特に理由もなさそう。ないわね、そりゃ。