松本清張ドラマ「黒の本流(2009年版)」を久々に観る

2009年水曜ミステリー枠にて放送。
原作は松本清張の短編『種族同盟』。
1972年に松竹で映画化
テレビドラマは1979年、2002年、そして本作。
主演は船越英一郎&星野真里。賀来千香子、黒谷友香、西村雅彦などが出演。

あらすじ

弁護士の丹羽(船越英一郎)は、
自ら国選マニアと称するぐらい野心のない弁護士。

妻・ひとみ(賀来千香子)の間に子供はいないが幸せに暮らし、
助手・由基子(黒谷友香)を雇い、細々と事務所を経営していた。

そんな丹羽が、経営コンサルタント殺しの被告人、
横山リエ(星野真里)の弁護を担当することに。

自白を強要されたとして無罪を主張するリエだが、
それを証明するものは何もなく、状況は決定的に不利。

丹羽は由基子と現場を丹念に回り、
新証言を得て無罪を勝ち取ることに成功する。
一躍時の人となった丹羽だったが――という話。


感想

取り付く女、星野真里さんのインパクトが大。
現代的な悪女というか、こういう人いそう。

映画で谷口香さんが演じた助手の比重が本作では大きい。
原作でも大きいと言えば大きいのだが。
黒谷友香さん、上手ですな。
意外と自分と同世代なことにびっくり。
もっと若いと思ってた。ていうか、2009年のドラマか。

一方、丹羽弁護士。
なんちゅうか、最初から裕福に見えちゃうというか。
映画版の山崎努さんのやさぐれ感とはだいぶ違いますな。

無罪前と無罪後の落差みたいなのがちと薄いのでは。
周囲の方が目立っちゃうというか。
要するに主人公の弁護士の魅力が弱い感じ。

原作の容疑者は男だけど、映像化作品は全部女性に変更している。
容疑者を男のままで弁護士を女性にしたら
また違った味が出てくるかもねえ。

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