名探偵ポワロシリーズ第22弾。
原作は短編『百万ドル債権盗難事件』。
あらすじ
銀行の市場拡大のため、ロンドンからニューヨークに
100万ドルの債権が運ばれることになった。
ところが、運ぶ予定のショー部長が何者かに轢かれそうになり、
ポワロに調査の依頼が舞い込んだ。
早速調査に乗り出したポワロとヘイスティングスだが、
ショーが毒を盛られて倒れ、代理でリッジウェイが運ぶことに。
豪華客船「クイーン・メリー号」に
ポワロとヘイスティングスはリッジウェイの護衛で搭乗。
しかし、船上で債権が盗まれてしまい――という話。
感想
クイーン・メリー号って実在の船なのね。
実写フィルムも出てくるけど、長い船旅ってしてみたいねえ。
船旅を喜んでいたヘイスティングスが船酔いして、
嫌がっていたポワロが平気というのもベタだけどオモロい。
しかし、こういう時って必ず謎の美女がおるねえ(笑)
ポワロが注文した牛の脳のバター焼きって美味いんかいな。
船の上で事件は起こるが、船の上では解決しない。
犯人側のドラマがちと弱いけど、終盤の展開はわりと好きな方。