テレビ時代劇「水戸黄門 第一部」を観る

1969年8月から1970年3月まで放送。
全32話。記念すべき東野版水戸黄門の第一作目である。

あらすじ&キャスト

レギュラーは水戸光圀=東野英治郎。
俳優座創立メンバーの一人でもある。
水戸黄門のイメージをお茶の間に定着させた功労者。

佐々木助三郎=杉良太郎。
まだ「杉様」と呼ばれていない頃の話。残念ながら次の第二部をもって降板する。

渥美格之進=横内正。
格さんを8年、暴れん坊将軍で大岡忠相を19年務めたお方である。

風車の弥七=中谷一郎。後年の洗練されたイメージはあまりなく結構荒々しい。
映画「金環蝕」での田中角栄モデルはめっちゃそっくりさん。

この4人が最初のメンバーで、八兵エは第二部からの登場。

たぶん助さん・格さんの狂言回し的な部分を
一手に担う役どころが欲しかったんでしょうな。

悪役は柳沢吉保=山形勲。
似合うの一言。こういう品のある悪役俳優って今はいませんな。

柳沢の手下、古川兵庫=露口茂。決して「山さん」ではない。
「編笠十兵衛」の小林平八といい知略を講ずる役がやたら似合う。
シャーロック・ホームズの吹き替えも天下一品。

兵庫の手下、お蝶=弓恵子。時代劇の悪女といえばこのお方。
今は亡きゾル大佐の嫁はんである(わかる人にはわかる)。

物語は格さんが子ども達に論語を教えているシーンから始まる。

このあたりは原作どおりらしい。
そっから旅に出る必要性が出てくるわけだが長いから省略。
おなじみの決め台詞もあるようでなく、弥七が言っちゃったりもする。

佐藤慶、ハナ肇、月丘夢路、芦屋雁之助などなど多彩なゲスト。
なかでも第25話では渡哲也と子役時代の真田寛之が出ている。

第26話では黄門の初恋話なんてのもある。
今観るといろんなことが新鮮味があって面白い。

先日スペシャルドラマで新しい水戸黄門やっていたが
やっぱり時代劇とアクション、サスペンスはフィルムがええわいな。

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