古谷一行主演・松本清張ドラマ「たづたづし」を久々に観る

1992年1月7日火曜サスペンス劇場枠で放送。
松本清張作家生活40年記念ドラマ。
正月早々ディープだねと思うのだけれど。
主演は毎度おなじみ古谷一行。
吉川十和子(君島十和子)、内藤剛志、佳那晃子などが出演。


あらすじ

農林省の係長・新田(古谷一行)は
妻・美奈子(佳那晃子)の親父がえらいさんということもあって
本人の能力はどうあれ将来有望な人材としてエリート街道驀進中。

子供もできたし自分のことに集中しておけば何の問題もないのだが、
好事魔多しというかなんというか浮気の一つもしてみたくなるもの。

ムード歌謡「よせばいいのに」を流してやりたいぐらいの感じで
通勤電車で知り合ったOL・平井良子(吉川十和子)にハマっていく
金田一耕助じゃなかった古谷一行先生。

後でどうなろうが知ったこっちゃない。
そこには男のロマンが溢れている。
しかし・・・とーぜんそうは問屋が卸さない。

なんと良子には刑務所に入っている夫・晃(内藤剛志)がいた。
しかももうすぐ出所するって話。
そりゃないぜセニョールとは決して古谷先生は言わないけど、
その代わりといっちゃなんだが山奥連れてって良子の首を絞める。

この道は~いつかきた道~ってぐらい
毎度深みにハマっていく古谷先生。
だが・・・良子は生きていた。でも記憶喪失。
ここでもよせばいいのに本当に記憶喪失かどうか確かめる古谷先生の運命は――という話。


感想

最初のテレビドラマ版である1978年版はこちら
ま、男側から書くか女側から書くかで変わってくるような。
観る方は観る方でどっちの立場に立つかでとらえ方も変わりますねえ。

原作はそこまでエリートって話じゃなかった気がする。
なので、エリートにした方が社会的地位とかいって
殺人を起こす動機になるのでその設定変更はアリだと思う。

ミヤコワスレって花の使い方はいいですな。
因幡晃さんの曲に「都忘れ」ってあったような。
内藤剛志さんは刑事役よりこういう役の方が似合うと思う。

あのミヤコワスレの花のシーンで終わっときゃいいのにねえ。
なんで子供の話までだらだら行くかなあ。
新田と良子のドラマやからねえ。
ま、それが新鮮味っちゃそうなんだけど。
そのあたりは好みが分かれるところかな。

映画は観てないので、そのうち見比べてみたい。

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