1995年火曜サスペンス劇場枠にて放送。
いかりや長介主演の取調室シリーズ第2弾。
原作は笹沢左保「遥かなりわが愛を」。
ゲストは西岡徳馬、平淑恵、藤田美保子など。
あらすじ
水木警部補(いかりや長介)のもとに
長崎の資産家夫人・宗方美沙子(平淑恵)から電話がかかってきた。
金銭上のトラブルから美術商・高野真一郎(西岡徳馬)に
殺されそうだというのだ。
高野は三年前に水木が逮捕したことのある男だった。
やがて宗方家の別荘で美沙子が死体となって発見された。
佐賀県警は高野を逮捕し、水木がいつものように取り調べにあたる。
だが、高野のアリバイを立証したのは他ならぬ水木自身だった。
水木及び佐賀県警は鉄壁のアリバイを崩し、
事件の真相を暴くことはできるのか――という話。
感想
誰が犯人かでなく「どうやってアリバイを崩すか」で
一種の倒叙ものというのが魅力のこのシリーズ。
取調室でのいかりや長介VS西岡徳馬が見どころ。
原作は確か水木警部補シリーズではないはず。
読んだかな? 対決する相手がアリバイの証人ってのは結構あるからねえ。
もう一つの殺人があって凶器が一致するってのを
重ねているのがドラマの面白い所でそれが原作にあるのかは定かでない。
見せ方一つで面白さが増すというのがよくわかる作品。
佐賀も長崎も行ったことはあるけど、また行ってみたいなあ。