ザ・ドリフターズ松竹映画11「ちょっとだけョ全員集合!!」を観る

1973年公開の全員集合シリーズ第11弾。
出演はザ・ドリフターズ、ヒロインは小鹿ミキ。
益田喜頓、左とん平、玉川良一、寺尾聰、天地真理など。

あらすじ

下町のシュバイツァーとは名ばかりで
近所でも評判のヤブ医者・薮井長介(いかりや長介)。
助手の仲本(仲本工事)に男だが看護婦の高木(高木ブー)と
医院をやっているがロクに患者はいない。

そんな医院にひょんなことから
酒屋が嫌で逃げ出したヒデオ(加藤茶)と
組から見放された三下・忠次(荒井注)が住み着くことに。

長介は自転車でぶつかりかけた娘・あやめ(小鹿みき)に一目ぼれ。
金もないのに酒屋に通いつめる。実はあやめはヒデオの妹だった。

ある日、店に来た老人・小原庄助(益田喜頓)を助けたあやめは、
恋人の医師・五郎(寺尾聰)が学会で訪れていることもあって、
庄助を会津若松に送り届ける。

庄助の家は資産家だったことにびっくりするあやめ。
養女になってくれんかと言われてまたまたびっくり。
それを母親・花子(都家かつ江)から聞いたヒデオ。
医院の人間関係は大逆転、長介が一番下に。

かくて会津若松に向かうのだが、庄助の息子・庄一(左とん平)と
親分・黒木(玉川良一)はそうはさせじと悪だくみを働く。

何も知らずに会津若松に来た長介一行は――という話。


感想

なんやかんやで面白い。
毎週全員集合その他をやっている中で映画までと思う。
監督の渡辺祐介さんは早撮りなことでも知られるが、
職人と職人のタッグが組むとハードスケジュールだろうけどできるんだなあと感心。

斜陽になっていたとはいえ
まだまだ映画会社に体力があったんだねえ。
やっぱり連打できないとどうしようもないですな。

天地真理が医者役でチョイ出演。
音楽教室で「恋する夏の日」を歌っている。
ナベプロ繋がりで出てんだろうな、たぶん。
もちろん当時大人気だったからだが。

小鹿みき&都家かつ江さんとくれば
連想するのは『新五捕物帳』しかないけれど。
この時は後に共演するとか思わんかったでしょうな。

獅子てんやわんやさんがいたり、
左とん平&玉川良一さんとか結構画面が賑やか。
「ちょっとだけよ」のシーンもまさかあそこでという感じ。
益田喜頓さんもいるし、昭和の喜劇人を堪能できる作品。

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