松本清張ドラマ「黒革の手帖」(浅野ゆう子版)を久々に観る

1996年土曜ワイド劇場にて放送。
2時間半のスペシャル番組だった。
主演は浅野ゆう子。平幹二朗、ケーシー高峰、田中美奈子などが出演。

あらすじ

長年勤めた銀行に辞表を出した原口元子(浅野ゆう子)。
上司の村井(石丸謙二郎)や支店長はハイミスがいなくなってホッとするが、
元子が銀行の架空口座から1億7千万を横領していたことを知って愕然。

弁護士を連れて詰問するも、逆にばらされそうになり
元子は資金を元手にクラブ「カルネ」を銀座に開店。

そこでやめときゃいいのに、
架空預金していた顧客の秘密を利用して
さらなる野望を企てる元子を待ち受けていたのは――という話。


感想

最初の山本陽子版の話はこちら
本作と最初のバージョンの間には大谷直子版があるけど
これはなかなか観る機会がありそうにない。

なもんで主要キャストを最初の連ドラと比較してみる。
原口元子・・・山本陽子⇒浅野ゆう子。
楢林謙治・・・三國連太郎⇒平幹二朗。
安島富夫・・・田村正和⇒美木良介。
山田波子・・・萬田久子⇒田中美奈子。
橋田常雄・・・ハナ肇⇒ケーシー高峰。
村井亨・・・井上孝雄⇒石丸謙二郎。
中岡市子・・・渡辺美佐子⇒山口果林。
島崎すみ江・・・吉行和子⇒秋本奈緒美。

よーするに全体的にスケールダウンというか。
ケーシー高峰さんは似合ってるけど。
ま、連ドラと2時間半を比較する方がムリというもの。

これはこれでありっちゃありだが、
なんちゅうかダイジェスト版みたいな感じは否めない。

やっぱり元子の上昇志向というか、
悪女感は山本陽子さんの方がはるかにあんのよね。

おでん屋とかいいシーンはあるんだけど、
もっと大胆に脚色してもよかったんじゃないかなあ。
富夫とか外してみるとかね。なんかもったいない作品。

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