1986年土曜ワイド劇場にて放送。
神津恭介の殺人推理シリーズ第5弾。
本作から研三の兄が岸部シロー、信子が森口瑤子に。芸名は旧だけど。
ゲストは早乙女愛、比企理恵、生田悦子、五代高之、広岡瞬など。
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あらすじ
出張から帰ってきて東京駅でタクシーを拾った研三くん。
そこに強引に割り込んできたお姉ちゃん。
第2弾に続いて登場、比企理恵さん演じる加山恵美。
何回でてもいいぞ、美人だから。去年も舞台観たし。
ちょっとやさぐれてるけどホントは素直という役柄には最高のお方である。
それはさておき、お土産の車エビを神津家に届けに来た研三くん。
あらかじめ郵送で送っておけよ、という話なのだが気にすることなかれ。
明けてびっくり玉手箱、カバンからは女の下着が。
恵美のカバンと取り違えてしまったようなのだ。
どんだけの確率の低さなのか、誰か教えてくれ。
ホテルでバッグ交換しましょと恵美から電話があり、
研三となぜか神津も向かうのだが、現れたのは恵美の姉・百合(早乙女愛)。
こう見えてこのお方、胸がデカい。早逝したのが惜しまれる。
で、この加山家というのがメッチャ大資産家。
みんな仲良く平和に暮らしましょう、なわけがなくドロドロ状態。
そして後妻・静江(生田悦子)の娘・ミヤコが殺され、
連続殺人事件のファンファーレが鳴り響いた――という話。
感想
明智小五郎シリーズですかというぐらい連打されてんのよね、この時期。
天知茂が突然亡くなった後ぐらいなんだろから、
それに代わる柱みたいなもんが欲しかったのかもしれんねえ。
ま、相変わらずどうせそうなんでしょ的な感じで話は進む。
なんやかんやでそれなりに納得してしまうのが不思議ですな。
致命的なのはあれですな、犯人側の影が圧倒的に薄い(笑)
回想がムダに長いのもなんか興をそがれる気がせんでもない。
展開的には嫌いじゃないけどねえ、こういうの。
見せ方一つでいろいろ変わりますわな。
兼子刑事じゃなかった五代さんは暴れん坊将軍はこの後ですな。
特捜最前線にもちょっと出てたし、もっと活躍してもよかったのに。
近藤正臣&生田悦子とくれば、松本清張『書道教授』の夫婦を連想。
高峰圭二さんは前作はバーテンやってて、今度は刑事に出世かいなとか。
そういうのを見るのも楽しみの一つですな。