1986年土曜ワイド劇場にて放送。
神津恭介の殺人推理シリーズ第4弾。
原作は高木彬光『ヴィナスの柩』。
研三の兄貴の刑事は今回も変わり、松山政路さんが演じている。
ゲストは本田博太郎、白都真理、中島ゆたか、金沢碧、河原崎建三など。
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あらすじ
ヒマなのかどうか知らんが、
自宅でモチ食いながらテレビを見ている神津くん。
今回で妹・信子は最後だ、飯干恵子がテレビの結婚式について聞くと
バレエのプリマ・伊馬笙子(中島ゆたか)と整形外科医・藤本(本田博太郎)と答える。
探偵は何を聞かれても知っている。
ていうか、そんな地味な結婚式を何でテレビが放送してるのだ。
ところが、笙子の妹・琴子(白都真理)が帰宅すると
笙子が失踪したという連絡が入る。
それから10日経ち、例のごとく信子とのデートをすっぽかす研三。
よくもまあ、いつまでも関係が続いているもんだ。
信子をなだめて喫茶店に戻ると向かいに綺麗なお姉ちゃん。
そこで席を変わらないのが研三くんならでは。
お姉ちゃんがコーヒーカップに何かを入れ立ち去った。
研三が見るとそれはダイヤの指輪。
研三は「なんじゃこりゃあ!」とは決して叫ばず、
慌ててお姉ちゃんの後を追いかける。
するとお姉ちゃんが「私は10日前に殺された」と謎の言葉。
さらに話を聞こうとした研三は麻酔で眠らされてしまう。
それが恐ろしい計画の始まりだった――という話。
感想
ザ・土曜ワイド劇場クオリティーという作品。
少々つじつまが合わなかろうがなんだろうが「知るかボケ」って話である。
で、なんとなく納得しちゃうんだなこれが。
開始20分で犯人がわかろうが何しようが(笑)
まあ、てめえら何の苦労もなく育ちやがってという感情はわからんでもない。
完全犯罪したけりゃ自分一人でやらんとねえ。
他人に期待したらあきませんな。
原作者の高木彬光さんがショーの場面でご出演。
こういう遊び心もシリーズならではで、何でも続かんとアカンなあと再確認。