懐かしの土曜ワイド劇場・考古学者シリーズ12「美人外科医殺し」を久々に観る

1991年土曜ワイド劇場にて放送。
愛川欽也、黒沢年男コンビによる考古学者シリーズ第12弾。
何でか知らんが最初の三作を数えず、第9弾とされることも多い。
途中、川島なお美が加わってからのイメージが強いような。
ゲストは田島令子、星遥子、和崎俊哉、藤岡重慶、小島三児など。

あらすじ

舞台は南房総、千葉の勝浦。
相変わらず遺跡発掘に精を出している考古学者・相田(愛川欽也)。

助手なのにいつ働いとんだお前は状態のかおり(川島なお美)に
見つけたばかりの遺跡を見せるが、呪いの目をした表情。

そんなバカな、と一笑に付す相田だが、突然の腹痛。
救急車も呼ばずにジープで運ばれた先は山崎クリニック。
なかなか病院みたいにデカいところ。

診察の結果、盲腸ということで入院して手術を受ける相田。
ところが、執刀してくれた外科部長・弓子が溺死。

さらに事務長、看護師長が次々と謎の死を遂げる。
事件の裏にあったのは5年前の院長の不審な事故死があった。

相田、かおり、毎度おなじみ須田警部補(黒沢年男)が事件の謎に挑む――という話。


感想

ザ・オーソドックス2時間サスペンス。
こういうのもあったりでバラエティに富んでましたわな。

このあたりでも、もう30年前の作品。
そりゃお亡くなりになった方も多数いるわけで。

いつでもどこでも観られる時代になったせいか、
一つ一つのコンテンツの質が求められて
こういうのんびり観れるシリーズは成り立ちにくいかもしれませんな。

とにかく作って流しておきゃって時代じゃないしねえ。
そうなると役者はもちろん、いろんなスタッフ、
とーぜん我々もの書きもエライ目に合うのだが。

映画・テレビドラマというジャンルは
ある程度時間と金をかけんとええものは作れませんわ。
日本国内だけでなく世界中で観られるものづくりにシフトしていかんとアカンのでは。

全然作品の話じゃねーな(笑)

キンキンの西村京太郎シリーズで刑事役の井川さんが
本シリーズの中でちょくちょく刑事役で出てるのはオモロい。
次は何署の刑事かな~なんてね。

そういうのも楽しみの一つではあったんだけどねえ。
もともと2時間サスペンスって地方とタイアップしたりして、
経費削減になるっていうんで各局飛びついたりしたもんだったんだけど。

こういう時代になると真っ先に切られていっちゃいましたわな。
結構時間が経ったような気がするけど、テレビの曲がり角でしたなあ。
テレビと新聞はオワコンと言われて久しいが、ドラマはどうなっていくのやら・・・

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