鬼貫シリーズ2「擬装心中」を久々に観る

1993年火曜サスペンス劇場にて放送。
鬼貫シリーズ第2弾。原作は鮎川哲也「人それを情死と呼ぶ」。
ゲストは峰岸徹、日向明子、水木薫、水島かおり、草見潤平など。

あらすじ

捜査中にひっくり返り、箱根の病院に入院した鬼貫刑事(大地康雄)。
妻の良子(左時枝)や真奈美(間下このみ)が来ても太極拳(笑)

あーだこーだ喋っているとパトカーが走っていくのが見える。
箱根の山中で心中とみられる男女の白骨死体が出たのだ。

遺留品から男は贈収賄事件の鍵を握っていると思われた
貝沼建設の営業部長の河辺と判明。

そして女性の方は、姉かもしれないと署を訪ねてきた
本多節子(水島かおり)の話から姉の津山久子であることがわかった。

目撃証言などから心中であることは決定的と思われたが、
鬼貫は贈収賄事件に絡んだ施設省局長の犬飼(峰岸徹)を疑う。

だが、犬飼には完全なアリバイがあった――という話。


感想

犬飼のアリバイ崩しかと思いきや、
全然違うところに話が行くのが魅力の作品。

唯一の犯人目撃者であるマンション管理人が
何者かに殺害されてから俄然ヒートアップ。

しかし、真犯人らしき人間のアリバイを崩すのがやっかい。
鉄壁の目撃証言の謎をどう解いていくのかが見どころ。

原作にはないホームドラマとしての設定も面白く、
ラストはきっちりいろんな点で溜飲を下げてくれる。

シリーズの中でもこれと次の完全犯罪は結構好きな作品。

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