1985年に土曜ワイド劇場枠で放送。
探偵神津恭介の殺人推理シリーズ第3弾。
主演はもちろん近藤正臣。大和田獏&飯干恵子の時代。
ゲストは佳那晃子、吉行和子、内藤武敏など。いかにも2時間サスペンス。
あと研三の兄貴の刑事は蟹江敬三。
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あらすじ
恭介(近藤正臣)にメシ代払わせて
信子(飯干恵子)とデート気分の研三(大和田獏)。
なぜだかやってきたのは外人墓地。
そこでフルートでG線上のアリアを吹くけったいな男、
実は有名作曲家・柏木良一と出会う。
元妻・マルガリータに曲をささげていた良一。
真っ暗闇で目が不自由なのに
そこまでどうやってきたのかは気にすることなかれ。
気分が悪くなった良一を家まで連れて行くと
そこには資産家の父・重行の世話をしているタミコ(吉行和子)が待っていた。
うさんくさいぜ、タミコ。
で、翌日外人墓地で良一の死体が発見される。
警察の発表を聞きに行った研三は
死亡推定時刻が良一を家に送り届けてから
ほとんど時間が経っていないことを不審に思う。
良一の後妻・雪代(佳那晃子)に接触する研三。
そこから不思議な連続殺人事件が巻き起こる――という話。
感想
通常の展開を逆手にとった
ある意味土曜ワイド劇場らしからぬ2時間サスペンス(笑)
ラストの大団円感は似つかわしくない。
サスペンスずれしている人はそう感じるかも。
もっとも浴室で事件が起こる、裸で死んでいるのは
土曜ワイド劇場ならではの展開でもあるけど。
なんやかんや言うて好きですけどねえ、
こういう「悪魔が来りて笛を吹く」的な話は。
フルート吹く人はちっとも気にしてもらえないところも共通点(笑)