1958年正月に公開された日活映画。
監督は井上梅次、主演は石原裕次郎。
岡田真澄、浅丘ルリ子、白木万理、月丘夢路、西村晃などが出演。
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あらすじ
電車が通ると建物が揺れるガード下で
診療所を営んでいる若い医師・杉浦健吉(石原裕次郎)。
弟分の三太(岡田真澄)がニューフェイスの試験を受けたいというので
保証人になるため、役所へ戸籍を取りに行く。
ところが戸籍上、健吉は死んだことになっていた。
届け人は空襲で生き別れになっていた弟の忠夫。
真相を確かめに健吉は伊豆に出向くのだが、
それが更なる事件を巻き起こすことになる――という展開。
感想
オーソドックスといえばオーソドックスな展開。
途中で最後はこうなるんでしょというのはだいたいわかる。
「第三の男」的展開といえばそうかも。
このテのものはバリエーション豊かにできますな。
当たり前のことだが俳優陣はみんな若い。
月丘夢路さんは井上監督の奥さんでしたな。
石原裕次郎&岡田真澄のコンビは
もともと三橋達也&石原裕次郎の予定だったそうな。
それはそれでどんな感じになったのか観てみたい気もするが。
1958年といえば日本映画最盛期なわけで。
東映・東宝・日活・松竹・大映とそれぞれの会社に特色があって。
作品なんてのは連打してかなあきませんわな。
単発でポツポツやっても広がらんのよね。
観る媒体は変われどコンテンツは不変。
どういう形であれ残るものを作っていかんとねえ。