懐かしの火曜サスペンス劇場「競馬場の女」を観る

1994年2月火曜サスペンス劇場枠で放送された作品。
原作は高村薫「馬」。舞台は群馬県高崎市。
主演は倍賞美津子。阿藤快、小野武彦、松村達雄、小野武彦などが出演。

あらすじ

群馬県高崎市にある木村塗装店。
まだまだ元気なペンキ職人の親父(松村達雄)と
刑事の夫・則之(阿藤快)と暮らす妻・春代(倍賞美津子)。

コンピューター会社に勤める一人息子・幸雄が家を出ることになり、
寂しさも感じ始めた直後、突然の大事件が春代を襲う。

則之が失踪したのだ。
同僚の大山刑事(小野武彦)が親身になってくれるが
則之からは何の連絡もない。

春代は則之が預金を30万引き出していたことに気づく。
則之が競馬場に姿を現していたことを掴んだ春代は、
競馬場に足を運ぶが消息は分からない。

その頃、パチンコ店店主が殺害される事件が起きていた。
店主は競馬のノミ行為を行っていた。

パチンコ店の事件と則之の失踪には何か関連があるのか。
親父が脳溢血で倒れ、介護を余儀なくされる中、
春代は妻のプライドにかけて則之を探すのだが
やがて次なる事件が起きて――という展開。


感想

正直、息子が一番しっかりしている話(笑)
ミステリとしてはたぶんこうなるのではという感じで進んでいく。

犯人というか黒幕を当てるのは比較的容易といえる。
選挙出る人をからませりゃもっと捻れるんだけど。

この場合、本当は失踪する側の視点で書いた方が面白いかも。
された側だとねえ、どうしてもこういう感じになってしまう。

スローなリズムは嫌いじゃないんだけど。
倍賞美津子さんが出ていた火サスなら、何だっけ「殺意の団欒」だったかな。
あれは面白かった記憶が。相手役は蟹江敬三さんだったかな、うろ覚えだけど。

競馬ミステリもひと頃あったけど。
外国ならディック・フランシスのシリーズだし、
国内なら岡嶋二人「焦茶色のパステル」を始め多士済々。

地方を舞台にするとまた趣が変わっていいかもね。

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