深作欣二7・鶴田浩二主演映画「ギャング対Gメン」を観る

1962年公開の東映映画。
監督は深作欣二、主演は鶴田浩二。
佐久間良子、梅宮辰夫、千葉真一、丹波哲郎などが出演。

あらすじ

三立興業を内偵中のGメンが立て続けに3人殺された。
マスコミに追及された藤川警部(神田隆)は対策を考える。

尾形刑事(加藤嘉)は元やくざで今は自動車工場を経営する
東島(鶴田浩二)に潜入捜査を依頼するが、東島は拒否。

だが、三立興業のさまざまな嫌がらせを受け、
恋人・明子(佐久間良子)の懇願を振り切り依頼を引き受けることに。

運転が得意な松島(砂塚秀夫)、
元ボクサーでバーを潰された前田(富田仲次郎)、
かつての弟分・五郎(曾根晴美)、刑事の野口(織本順吉)、
東島を仇と狙う黒木(梅宮辰夫)が仲間になった。

腹違いの弟・修(千葉真一)だけは真面目に働けと断るが、
少年院帰りの修はそんなことはおかまいなしに動き回る。

三立興業を仕切る辰村(丹波哲郎)は東島を狙うが失敗。
邪魔になった会長を殺し、明子を人質に手を引くように東島を脅迫する。

いったん手を引いたように見せかけた東島たちは、
三立興業の資金源である密造酒工場を急襲したのだが――という話。


感想

「アンタッチャブル」×「七人の侍」って感じの話。
ギャング映画ってこの頃いろいろ作られてましたな。

普段悪役側の富田さんが正義側ってのが面白い。
仲間の中から裏切り者が出るのも定番で、そういうとこ大事。

元やくざをGメンに、つまり警察の手先にってとこは
好き嫌いが分かれるとこじゃないかねえ。

そのあたり爽快さはないんだけど、
鶴田浩二さんが主人公だとなんかどんな話でも納得しちゃうから不思議。

あれが映画スターってもんなんでしょうな。
これはこれで面白いのよね。

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