懐かしの月9ドラマ「あなただけ見えない」を久々に観る

1992年の冬クール。全11回。
ちょうど29年前の今の時期かあ。時の流れは早い。
主演は三上博史、小泉今日子、本木雅弘という当時の強力3トップ。
まあメインは三上さんだったような。なんせどインパクトありすぎた。
他には新藤恵美、かとうれいこ、相楽晴子、高木美保など女優陣は好みのメンバー。
主題歌はDate of Birth「you are my secret」。好きだったなあこの曲。
オカルティックな内容にピッタリだった。


あらすじ

7年前に両親を心中事件で失ったものの、
姉・舞子(高木美保)の助けもあって
明るく素直ないい子に育った大学生・川島恵(小泉今日子)。

広告代理店への就職も決まってるし、
恋人である精神科のインターン・山根(本木雅弘)との交際も順調。

何の不足があるものか状態の幸せな日々を送る恵に
メガトン級の不幸というかトンデモな出来事が降りかかる。

突如現れたロシア人のイワノフが
「間宮財閥の正当な後継者はあなたなのです」と
ちゃんと説明する気ねえだろお前な感じで日記を恵に託す。

間宮って誰?なんてじっくり考える余地もなく
翌日何者かに殺されてしまう哀れイワノフ。

赤いシリーズですか(笑)

ここから薄汚ねえシンデレラリターンズとばかりに
次々とエライ目にあっていくキョンキョン。

舞子は横領事件の疑いをかけられ突然失踪するわ、
その影響で恵の就職はパーになるわ、山根には見捨てられるわ。

さらに間宮家の財産を狙う弁護士・青田和馬(三上博史)に
証拠出さんかいゴラァ!と執拗に狙われる。

そんなエライ目に遭う恵をいつも救ってくれるのが
コンピューター・プログラマー、高野淳平(三上博史)。

信じられるものが無くなった恵は淳平に恋をする。
そして二人は愛し合って……なんて展開にはならない。

ここでジェラシーに燃える山根登場(笑)
アンタ、自分からフッたんちゃうのと思われようが何しようがお構いなし。

精神科のインターンらしく、淳平は和馬の第二人格だと明らかに。
しかし山根も病んでいくわ、和馬の第三人格・明美が現れるわでまたまたエライことに――という話。


感想

ジェットコースタードラマといえば
元祖は「もう誰も愛さない」なわけだけど、それと同じスタッフによる作品。

あなただけどころか、誰にも見えるかこんなもんみたいな(笑)

いわゆるジェットコースタードラマというのは
次から次にいろんなことが起こる、なのでトイレにでも行こうものなら
話が変わっててわからなくなる、だからテレビに釘付けよって話。

ま、少々つじつまが合わなかろうが何しようが
それを振り返らせることなく“どうなるんだ?”ってとこで
観る者を引き付けていく一つの手法として確立された。

かつての赤いシリーズなんかもそういうとこあったけど。
例えば水谷豊が殺人犯で追われる「赤い激流」とか。

この3人で三角関係のラブストーリーという
オーソドックスな展開に行かずにオカルティックなサイコサスペンス。

しかも登場人物が死んで死んで死にまくる。

ジェットコースターを通り越して
スクリューコースターみたいな言われ方してたような。

チャレンジ精神はこの頃抜群にありましたわな。テレビ局も。

多重人格者の三上さんはいつ観ても怖い。狂気。
父親はなぜだかミイラだし、何かよくわからん人いっぱい出てくるし。

個人的には高木美保さんの舞子が印象深い。
お前かい!みたいな感じで。でも最後にはいい人になる(笑)

イワノフの弟も出てくるけどこれまた殺されるし。
ロシア王朝の話まで出てきてどこまで広がるのよ。

ま、終わり方は賛否両論あるかな。
キョンキョン、高木美保、相楽晴子、かとうれいこと揃ってるから不満はないけど(笑)

最後に大学教授・高橋を演じた綿引勝彦さんのご冥福をお祈りいたします。

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