2000年放送の赤い霊柩車シリーズ第13弾。
舞台は初めて京都を離れて函館へ。したがって狩谷警部は出てこない。
ゲストは五十嵐いづみ、河原崎建三、荒木しげる、竹本孝之、
長門裕之、永島敏行など。豪華なんかどうかよくわからんメンバー(笑)
あらすじ
高齢化社会を見据えて葬儀社の乱立が予想される中、
スクールの講師となった秋山さん(大村崑)。
そんな中、社長の明子(片平なぎさ)は
社員の英気を養おうと函館への社員旅行を計画。
飛行機嫌いの秋山が一人残ることになったが、
良恵(山村紅葉)ら他のメンバーは函館観光を楽しむ。
明子と良恵が教会を訪れたところ、そこでは結婚式が。
参列者の中にいたのは明子の恋人・春彦(神田正輝)。
新婦・真理の兄・杉本(荒木しげる)が春彦の友人だったのだ。
翌朝、ホテルを抜け出し立待岬を訪れる明子と春彦。
ところが、そこで見たのは真理の墜落死体。
小田切警部(永島敏行)は新郎の医師・中島(竹本孝之)を疑うのだが――という話。
感想
京都を離れて舞台は函館へとなり、
本格的な葬儀屋探偵みたいな話になっていく。
大村崑&長門裕之コンビの葬儀屋対立はくどいといえばくどいが、
さすがというか味のある雰囲気が何とも言えない。
さりげなく葬儀の違いが描かれているところもいい。
竹本孝之といえば『陽あたり良好!』とかのイメージかね。
マッチの陰に隠れてしまったのがもったいなかったですな。
中島の不倫を追い詰めるのがドック刑事と津上刑事。
そりゃ白状するだろ(笑)
荒木しげるさんはストロンガーでもあるし、ドラマーでもある。
『小さな日記』フォー・セインツのドラムだもんね。
そして少女コマンド―・いづみも登場(笑)
さすがに立待岬でロケットランチャー撃つはずはない。
もう引退する直前ぐらいの出演なのかな。
全体的に見ればミステリー感はまあ希薄だけど。
これはこれでありというか。
いわゆる2時間サスペンス定型版と考えればいいのでは。