1993年フジテレビ「金曜エンタテイメント」枠で放送。
原作は松本清張の同名ミステリ、脚本は金子成人。
主演は野村宏伸。津川雅彦、いしだあゆみ、平幹二朗などが出演。
あらすじ
かつては賞を獲るなどそこそこ活躍したが、
最近ではそうでもない作家・伊瀬(津川雅彦)。
純文学の作家にも関わらず、
ある日ミステリータッチも含んだ仕事の依頼が伊瀬にもたらされた。
仕事を持ってきたのは天地社の編集者・浜中(野村宏伸)。
当初は決して気乗りしなかった伊瀬だが、
思わぬ高評価を受け浜中の案内で取材に出かける。
妻・和代(いしだあゆみ)は大喜び。
ところが、取材先で奇妙な出来事が起こり、
さらに謎の連続殺人事件が発生して――という話。
感想
原作は結構前に読んだと思うんだけど全然記憶にない。
意外にもドラマ化はこの一度だけ。
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この内容なら以前に映画になっていてもおかしくないのだが。
奇妙な符号のアイデア自体は凄い面白い。
それ以外の部分はオーソドックスでそこまで意外性はないけれど。
ちょっとイタイ感じの森口瑤子さんが印象的。
凄くいい女優さんだと思うけどなぜだかそんなに評価されない。不思議。
津川雅彦&いしだあゆみはさすがの一言。
そして野村宏伸も好演。「センパーイ!」と呼びかける姿はどこにもない(笑)
役者って凄いなあとあらためて思う。
久々に原作も読んでみるか。全然印象が違ったりして。それもまたいとをかし。