1986年放送の金田一耕助シリーズ第5弾。
原作は横溝正史「死仮面」。主役はもちろん古谷一行。
ゲストは萬田久子、小林聡美、加茂さくらなど。
あらすじ
嵐の夜、男を刺した君子が川島学園に逃げ込んできた。
君子は学園理事長・夏代(加茂さくら)の妹。
お嬢様学園を経営する夏代は君子と秘書・里枝(萬田久子)とは異父姉妹。
冒頭からドロドロしてまいりました(笑)
なもんで憎々しさ全開で部屋に君子を閉じ込める夏代。
ところが翌朝、君子の姿が見当たらず心配する里枝に
「カギかけといたんだけどねえ、逃げ出しちゃったのかしら~」と
この上なくあざとい言い訳をかます。
そこにどこから出てきたんや、しゃべれないオカン(初井言榮)登場。
オカンを邪険にしまくる夏代。そのうち天罰下るぞ。
3カ月後、岡山で葉山京子と名乗る女性の死体とデスマスクが発見される。
部屋の持ち主・野口は行方不明。
そこで等々力警部(ハナ肇)の出番。
上京してデスマスクの復元を行い、金田一耕助(古谷一行)に見せる。
一方、学園では小包が届き、中にはデスマスク。
ちょっと見ただけでどうして君子と分かるのよって話だが、
心臓が悪い夏代は倒れ、学園の生徒・澄子(小林聡美)を呼ぶ。
そしていかにもな感じの甥の圭介(速水亮)も。
決して仮面ライダーXに変身するわけではない。
そこから怪しいことが起こりまくり、我らが金田一が事件の調査に乗り出す。
しかし、とうとう心臓発作で夏代は死亡してしまい――という話。
感想
僕は助手です、なんて言い訳しながら
萬田はんの顔を見た瞬間、俄然やる気になる金田一くん。
仕事をしろ、仕事を。
ま、とにかくやる気になった金田一くん。
しかし、観ている方からすれば
アンタが頑張らんでも犯人はすぐ想像がつく(笑)
そもそもまあ事件がコマイ。範囲が狭い。
殺人が少ないのはいいことかもしれんけどね。
無口な萬田はんと小林聡美が見れるのは、ある意味貴重かもしれない。
エンディングの「糸電話」だったっけ、
何回聴いてもなじめんなあ、アレ。
まあそういうわけで、シリーズの中では
低い位置になるんじゃないかねえと思う作品。