1988年9月13日火曜サスペンス劇場で放送。
水谷豊主演の浅見光彦シリーズ第4弾。
ゲストは岩崎良美、川辺久造、勝部演之、柳川慶子、井川比佐志、三谷昇など。
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あらすじ
義理の仕事で宝石商・月岡(勝部演之)の失踪事件を追いかけていた光彦(水谷豊)。
過熱する取材陣が月岡の娘・ミキ(岩崎良美)に殺到する中、
仕方なくその輪に加わるが運悪くミキに平手打ちを食らってしまう。
編集部に原稿を提出するも気に入られず
美濃に和紙の取材で出かける光彦。
ホテルで原稿を執筆中、愛知県犬山市で
会社員・高桑が何者かに殺されたニュースを見た光彦は、
高桑がミキの家の前で出会った人物であることに気づく。
月岡は1億円相当の宝石と現金5千万を持ったまま、
車の中に多量の血を残して失踪していた。
高桑の死は月岡の失踪と何か関係があるのか?
そして月岡も死体で発見され、事件は混迷の度を深める。
光彦は遺留品の血染めの和紙を手掛かりに事件を追っていく。
やがて戦時中の学童疎開を巡る出来事が次第に浮き彫りに――という話。
感想
水谷豊さんが浅見光彦を演じていたというのを
知らない人は結構多いらしい。
自分らからしたら浅見光彦=水谷豊なんだけどね。
何かで読んだけどエナメルの靴を巡って降板したみたいな話があったような。
まあそういうこだわりは大切ですな、双方とも。
それから朝比奈周平?だったかなあまり変わらんシリーズが制作されたんだっけ。
今回の舞台は愛知県犬山市。
犬山市といえば江戸時代の城下町というイメージが。
それより前の小牧・長久手の戦いで秀吉が陣を張ったのが犬山城でしたか。
鵜飼いが見れるのってここだっけ。一度は見てみたいけれど。
あと五平餅が有名だったかな。一度食べながらゆっくり街を歩いてみたいもんだ。
あれもところ変われば味変わるというか、いろんなバリエーションがあるみたいで。
まあ、たこ焼きだって大阪市内というか丁目またげば味変わる世界ですからねえ。
閑話休題。
で、ドラマのお話。
二回ビンタされてもへこたれない光彦。
ま、それぐらいでないとライターなんて仕事はやっとれんのだ。
バチ回されようが何しようがミキとお近づきになっていく。
愛がひとりぼっち状態のミキにタッチしていくわけだ。
高桑が発見されるリトルワールドは今でもあるんだねえ。
凶器の刃物よりそれを包んでいた和紙に着目するところがミソ。
美濃の和紙でないことを説明するのは三谷昇。似合うわあ、こういうの。
コグレって誰か? そして30年前に作られた和紙がなぜ?
そのあたりの手がかりの結び付け方がなかなかいいなと。
ミキ役の岩崎良美の活躍の場はもうちょっとあってもよさそうだけど。
それからこのシリーズ、いろんな役で登場の片桐竜次さん。
今回は怪しい不動産屋で登場。決して右京&内村ではない。
そういうのも2時間サスペンスの楽しみの一つ。
しかしやっぱり、サスペンスはフィルムが合うよなあ・・・