懐かしのテレビドラマ「クリスマス・イブ」を久々に観る

1990年10月から12月にかけてTBS系金曜夜9時から放送。全11話。
脚本は内館牧子、主題歌はオリコン1位を記録した辛島美登里「サイレント・イブ」。
主演は吉田栄作&仙道敦子。宅麻伸、清水美沙、松下由樹、ヒロミなどが出演。

あらすじ

クリスマス・イブを真夏のオーストラリアで過ごす女性2人。
都市銀行に勤める雪子(仙道敦子)と同僚の美咲(清水美沙)。

女同士でイブをこうして過ごすのも悪くないと言いながら、
奔放に過ごしている美咲とオクテの雪子はだいぶ違う。

一方、同じ地ではこれまた同僚のエリート銀行マン、
剛(吉田栄作)が恋人のくるみ(松下由樹)と別れ話。

そんなとこまで行ってわざわざ別れ話せんでもねえって話だが、
今ならハラスメントだなんだと言われそうな言葉を剛は吐きまくる。

帰りの飛行機雰囲気悪すぎるだろ(笑)
そんなことはどうでもいいとして、
ある日オーストラリアで雪子と剛はばったり遭遇。

どんだけ広いところで偶然会うのよって話だが、
唯一偶然が観ている側から許容されるシーンだから
書く側はわりかし平然として書いたりする(笑)

そこから話は10か月後にワープ。
雪子と剛はめでたく交際中。
しかし、早く結婚したい雪子に剛はちーともプロポーズしない。

そのことが原因で、次第に二人の恋に暗雲が。
主要メンバー4人を中心にそれぞれ異なる恋愛観や結婚観が浮き彫りになり、
恋愛と女同士の友情、結婚と自立、いつの時代も変わらない若者の悩みをテーマに
物語は一大イベントのクリスマス・イブに向かって進んでいく――という話。


感想

オーストラリアで優雅に過ごすOLという
バブル末期を象徴するようなシーンから入って行く本作。

クリスマス・イブに重点置きすぎだろって話なのだが、
まあ当時は結構子どもから大人までそういう雰囲気だったのだ。

こっちはそんなものとは無関係で
クリスマスだろうがへちまだろうが練習しかやっとらんかったが。

とにかく秋クールといえばクリスマスに向けてのドラマが多かった時代。
本作もその一つで当初はそこまで視聴率は高くなかった。

しかしまあ、カウントダウン効果だったり
主題歌のヒットだったりで徐々に視聴率を上げスペシャルドラマも作られることに。

ブレインスタッフというよくわからないポジションで秋元康が参加。
ティラミスとかイタ飯とかそういう当時の流行が盛り込まれているのはその影響なのかな。

恋愛をひっかきまわす悪役ってわけじゃないが陽気な方の役目は清水美沙演じる美咲。
最終回のイブの服装はかなーりイタイが、こんな人おったやろねえと想像がつく。

対する陰の方のお役目は松下由樹演じるくるみ。
何かというとジトーっと剛に絡んでくる。絡むって言い方は変か(笑)

話がしたいだけで呼ぶんじゃねえとか思うわけだが、
まあそういうもんっちゃそういうもんなわけで。
それに付き合うマメさも男には必要ではある。俺にはないけど。

しかし、そのほっとけなさ加減は
数週間後に始まる月9『東京ラブストーリー』の
有森也実状態ですな、今から思えば。

ちょうど30年前の今頃放送されてたわけだが、
いろんなものが随分変わったねえとあらためて実感。

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