1972年公開の日活ロマンポルノ。
主演は田中真理、監督は小沼勝。
独特の映像美が炸裂する一風変わった作品。
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あらすじと感想
矢野コンチェルンを率いる和彦の妻・志摩子(田中真理)。
ある日、同窓会の帰りに車を走らせていると
フーテンっぽい男2人と女1人の奇妙な3人組をヒッチハイクで乗せる。
後ろの座席でカーセックスを始める2人と
志摩子の股間に手を伸ばしてくる男。
志摩子には夫・和彦を自分の運転のせいで
不能にしてしまった過去があり、欲求不満の日々を過ごしていた。
火がついてしまった志摩子はかつての男を呼び出しカーセックス。
ホテルに行かんかい、貧乏くさいという話だがきっちり後を付けてきた3人組。
どういうつもりか知らんが下の道に車を突き落とす。
男は死んで志摩子は生き残る。普通死ぬだろ、二人とも。
ご丁寧にフーテンの一人は写真を撮って和彦を脅迫。
どうやって現像したんだアンタ、という突っ込みは置いといて
見事百万をゲットし3人で分ける。平等に分けるだけマシか。
で、不能の和彦は倒錯した性に走っていき
満足できない志摩子はフーテンの一人に走っていく。
まあストーリーは正直わけわからん部分と突っ込みどころがあるが
インスタントラーメンぶち込んで3人で分けるフーテンの姿には
なんとなーく学生時代を思い出させるものがある。
四畳半フォークがこれから流行ろうとする時代のロマンポルノ。
そう考えるとそれなりに価値があるような。なんせ田中真理はキレイだ。