1984年10月2日火曜サスペンス劇場で放送。
松本清張スペシャルと題した30分延長版だった。
原作は松本清張の同名長編小説。
主演は栗原小巻。竜雷太、奈良岡朋子などが出演。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
あらすじ
旅行会社に勤務するゴリさん、じゃなかった門田(竜雷太)。
欧州ツアーを担当することになり申し込みが多くてホクホク。
それもこれも人気旅行ジャーナリスト・江木奈岐子(奈良岡朋子)が
ガイドをするから申し込みが多かったのだが、なぜだか江木しゃんが突然のキャンセル。
ご冗談でしょおいおいと慌てて奈岐子のもとを訪れる門田。
そこで秘書兼助手の土方悦子(栗原小巻)を紹介される。
悦子をメインに据えて旅行し、最終日には奈岐子が合流ということで決着。
ほどなく悦子をガイドにして女だけの欧州ツアーが始まった。
ところが女同士のいがみ合いや嫉妬に門田はヘトヘトに。
そして連続殺人が巻き起こり、悦子が疑われることになる――という話。
感想
アガサ・クリスティーばりの最後全員集めての謎解きが魅力の作品。
確か原作もそうだったような。だいぶ前に読んだからあやふやだけど。
悦子のキャラは原作とはちと違うような。
でも、これに関してはドラマの方がいいかな。
原作は結構幼く見られる感じの人だった覚えがある。
我らが栗原小巻さんはその逆で、落ち着き感がハンパないですからな。
ゴリさんのツアーコンダクター似合わなさがいいんだな、かえって(笑)
野村昭子、山口美也子、蜷川有紀とサスペンスが似合う方々もいるし。
アンネの日記の話とか映像とかね、
そういうのを説明している小巻さんを観ると
「サンダカン八番娼館・望郷」をどうしても連想する。
原作は2004年にもテレビドラマ化。
同じ枠で同じスペシャルでやってたのね。
観たことないけどツアー参加者の女優陣だけ見れば悪くないんだけどねえ。
一度見比べてみたいもんですな。これなんか今やったら面白いかもね。