名作イタリア映画「鉄道員」を久々に観る

1956年公開のイタリア映画。
監督・主演はピエトロ・ジェレミ。

あらすじ

鉄道一筋、真面目に生きてきた男、機関士のアンドレア(ピエトロ・ジェレミ)。
幼い末っ子、サンドロはそんなアンドレアの働く姿が誇らしい。

しかし、成長した長男や長女からしてみれば
仕事ばかりで家にいる時は厳格な父親は疎ましい。

ある日、アンドレアの運転する機関車に
将来を悲観した若者が身を投げて死んでしまう。

その日から、アンドレアの歯車が狂い始めた。
仕事も家庭もぐちゃぐちゃになり、酒におぼれるアンドレア。

幼い末っ子サンドロの純真さで、
徐々に職場の仲間や家族と絆を取り戻していくアンドレアだが――という話。


感想

いつ観ても感動する映画史に残る名作。
ピエトロ・ジェレミは「鉄道員」と「刑事」だけでも
永遠に名前が残ると言っても間違いではないお方。

この「鉄道員」も流れからすればネオレアリズモの一つに
位置づけられてもおかしくはなく、より発展形という感じかな。

主人公アンドレアって50歳の設定なんだよな。
昔観た時はもっと年寄りに感じたけど。

今の自分に近い年齢かいなと思うと複雑なものが。
しかしまあ、毎日のように列車への飛び込み自殺が起きている日本。

我が死ぬのは勝手だが、この映画じゃないけど
運転士の人生が狂うこともあるのだから絶対やめてほしい。

主題歌の哀愁、ラストシーンが心に残る作品。

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