1988年4月16日土曜ワイド劇場で放送。
京都殺人案内シリーズ第14弾。
舞台は和歌山県那智勝浦町。メインゲストは長山藍子、室田日出男。
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あらすじ
就任早々、チンピラとどつきあいする草森(太川陽介)が
京都府警にやってきた。
秋山課長(遠藤太津朗)に言われて
音川音次郎(藤田まこと)は渋々射撃訓練に。
ご丁寧に草森を連れて。
その頃、宝石店が襲われ、店主は射殺。
客の札束詰まりまくったカバンを持ち逃げした二人組。
なぜだか宝石には目もくれんが、一応そこはあとから説明が入る(笑)
ついでに宝石も持ってかんかいという話だが、二人組はとにかく逃げる。
ところが若い奴がどんくさく、車ぶつけてエンスト。
こんな奴は相手にしとれんとばかり、山倉勝次、
通称山勝(室田日出男)は若い奴ほっといて逃げる。
歳はとっても室田さんほどこういう役が似合う人はいない。
そしてライフルを持った若い奴は
こともあろうに洋子(萬田久子)が勤める旅行店に。
6階で人は殺されるわライフル魔立てこもるわ
呪われているとしか思えない旅行店。
追ってきた音やんと草森。
シリーズ中、初めて音やんが拳銃を撃つシーンが見られる。
相手が先撃ってるのだが、若い奴はここでもどんくさく
音やんの肩にしか当たらない。
音やんの拳銃はしっかり命中。
しかし、人情派刑事ドラマは相手がそう簡単には死なない。
音やんは負傷もなんのその、
山勝を追って愛人の静江(長山藍子)をとことん張り込む。
そして舞台は和歌山県那智勝浦町へ――という話。
感想
山勝の手から逃れるために洋子が避難する友達役で山本理沙が出演。
セーラー服反逆同盟。懐かしいですな。
その後、いろんな人が演じる草森に太川陽介。
洋子の結婚相手になるのかと思いきや、そうはならず。
一作で終わるのなら、前回出演した方がその後の夫婦共演でよかったのに。
ま、特にトリックがあるでなしって感じなのだが
藤田まこと、長山藍子、室田日出男が織りなす
人生哀歌というかドラマの雰囲気はさすがの一言。