1983年1月22日土曜ワイド劇場で放送。
京都殺人案内シリーズ第7弾。初回を除き唯一娘の洋子がいない作品。
主演は藤田まこと。メインゲストは宝田明。
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あらすじ
静岡から京都にきた修学旅行生が何者かに殺された。
目撃者の証言からバイクで轢き逃げされたものと思われたが、
音川音次郎(藤田まこと)の捜査で撲殺されたことがわかる。
同じ頃、今度は秋田からの修学旅行生が行方不明に。
翌朝水死体で発見され、死亡原因は覚せい剤による中毒死。
暴走族から暴力団から捜査が進められる中、
音川は被害者二人が転校してくる前はともに鹿児島にいたことを掴む。
鹿児島に向かった音川は、鹿児島の中学で二人と仲のよかった生徒が
謎の自殺を遂げていることを知る。
さらに殺された二人は京都で開催中の国際会議に出席している
政府の要人でもある大学教授・草森(宝田明)に会いに行っていた。
草森は「がん古」のママ、菊子(鮎川いずみ)とかつて深い関係にあった。
草森が外国に旅立つタイムリミットが迫る中、
音川は証拠を見つけることができるのか――という話。
感想
個人的にはこれがシリーズベストではないかと。
事件→捜査→困難→手がかり→解決という構成がきっちりしてる。
唯一洋子がいないのは海外旅行中という設定。
なもんで菊ちゃんが弁当持ってきてくれたりするのだが
草森と再会していろいろ心が揺れ動くのがサブストーリー。
謎解きもしっかりしてるしねえ。
そりゃ龍馬の墓参りと考えますわな。
最初観た時はなるほどと思ったよね。
タイムリミットものでもあるし。
偉いさんに手を出した秋山虎五郎課長の反応もいいし(笑)
あれ、下手くそな人がやるとわざとらしくなるんだけど
遠藤太津朗さんがやるとそんなことないんだよねえ。さすが。
空港のシーン、そして取調室での音川の最後の一言。
あそこすごくいいんだよねえ。ラストシーンもいいし。
こういう話を書きたいな。