1975年11月公開の東映映画。
実在の三億円事件時効寸前に「時効成立」と銘打つのはさすが東映(笑)
原作があったのね、清水一行「時効成立」。
主演は小川真由美&岡田裕介。金子信雄、田中邦衛などが出演。
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あらすじ
孝子(小川真由美)と同棲している西原(岡田裕介)。
借金に追われ生活苦から多摩農協に脅迫状を送る。
西原から三億円強奪の計画を聞いた孝子は仲間に。
準備資金に西原は未亡人(絵沢萠子)から百万を騙し取る。
白バイ警官の装備や車を準備した二人はまんまと三億円強奪に成功。
予定通り西原家の墓地に三億円を隠した。
だが、多摩農協の退職者から西原に目を付けた
葛木刑事(金子信雄)が執拗に追跡する。
葛木は西原家の墓を暴くも、金は消えていた。
孝子が気づかれぬように金を家に運んでいたのだ。
金には手を付けず以前と同じように暮らす西原と孝子。
だが、葛木始め警察はメンツにかけて犯人をあげようと奔走する――という話。
感想
前半は西原と孝子のある意味退廃的な雰囲気が目立つが、
後半は金子信雄の鬼刑事ぶりが際立つ展開に。
ていうかアンタ、どんだけ表情が動くのよ(笑)
一歩間違えればクサい芝居と言われかねないが、
それを違和感なくできるところが金子先生の凄いところ。
さすが楽しい夕食を作ってくれるだけのことはある(笑)
なんやかんやで結構面白いけどねえ。
奪った金でおウマちゃん買っちゃうところがなんとも。
まあしかし、本能寺の変・坂本竜馬暗殺と並んで
ずーっとああでもないこうでもないと言われる事件でしょうなあ。