1952年製作のアメリカ映画。
監督はヒッチコック、主演はモンゴメリー・クリフト。
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あらすじ
舞台はカナダのケベック。
神父ローガン(モンゴメリー・クリフト)は
教会で働くドイツ人移民のオットーから懺悔される。
泥棒に入った際、弁護士のヴィレットを殺したというのだ。
捜査にあたった警察は事件の夜に僧衣をまとった人物を見たという証言、
ローガンが昔の恋人で今は国会議員の妻となっているルース(アン・バクスター)と
逢っていてそれをネタにヴィレットから脅迫されていたことなどを突き止めていく。
哀れローガンは逮捕されるが、殺人者オットーの告白を言うわけにはいかない。
オットーの身代わりとなってローガンは裁判にかけられることになるのだが――という話。
感想
宗教心に興味のない人間にとっては「とっとと真実話さんかい」と思っちゃう。
なもんでどいつもこいつにも特に共感はしない。
ま、話してしまったらドラマはそれで終わるのだが。
言わないことで緊迫感を高める手法もありといえばあり。
神父の職務を愚直に遂行するモンゴメリー・クリフトはお似合い。
にしても友達には別になりたくないぐらい鬱陶しさを感じる(笑)
ていうか警察がちゃんと捜査しておきゃそれでいいわけで。
もともとは舞台劇なんだよねえ。確かに役者は映えますわな。
オットー、お前はなんやねんという話で。
まあ人間こんなもんですわといえば身もふたもないが。
ルースは最後まで寄り添わないし、なんかもやもやの残る作品。