1966年のマカロニウエスタン。
何でもタイトルに用心棒つけりゃいいってもんでもなかろうに。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
あらすじと感想
主演は棺桶ひきずりマシンガンぶっ放すことでおなじみフランコ・ネロ。
何やっても「続・荒野の用心棒」のどインパクトにはなかなか勝てない気がする。
しかし相変わらずの暑苦しさ。
ジュリアーノ・ジェンマなら女がつきものだが、この人には必要なし。
脇を固めるのは以前観た「荒野の無頼漢」ジョージ・ヒルトン。
本作でもかっこいいガン・アクションを見せてくれる。
アル中でどうしようもない感じだったのが
ヤルときはヤル!感全開である意味ネロちゃんより目立つ。
いや~以前あんた誰とかいって申し訳ない。
そして悪役には「シェルブールの雨傘」優男ニーノ・カステルヌオーヴォ。
なんだかボジョレーヌーボーみたいな名前ではあるが
「刑事」「若者のすべて」などにも登場するなかなかの俳優さんなのだ。
そして監督は後に「サンゲリア」などでホラー界を席巻したルチオ・フルチ。
初期マカロニウエスタンらしい残虐シーンも納得の出来である。
内容は「帰ってこい」という手紙が届いたネロちゃんが故郷に戻ると、
街はスコット親子に牛耳られており、実家の農場も取り上げられていた。
ヒルトン兄貴はアル中でどうしようもない。
手紙をくれた友人を訪ねれば一家皆殺しにされる。
とにかくネロちゃんに関わったらみんな殺られる。
無事なのはわけのわからんピアノ弾きで棺桶屋の謎の中国人だけだ。
それも物語中盤からは忽然と消え失せる。
で、酔いどれ兄貴を無理やり引っ張ってスコット親子と対決するのだが、
そこには驚愕の真実が・・・ってな話。
特に驚愕でもないけれどガンアクションと音楽がとにかくかっこいい。
何やかやでマカロニ初期を代表する一本だと思う。