極妻シリーズ5・東映映画「新・極道の妻たち」を久々に観る

1991年公開の極妻シリーズ第5弾。
監督は中島貞夫、主演は岩下志麻、撮影は木村大作のゴールデントリオ。
高嶋政宏、桑名正博、毎度おなじみかたせ梨乃らが出演。

あらすじ

二代目の急死に伴い、妻・加奈江(岩下志麻)が統率する尼崎の藤波組。
三代目を巡る争いが勃発する中、加奈江は息子・直也(高嶋政宏)が気がかり。

だが、直也は三代目を目指し自ら抗争の渦中に飛び込んでいく。
着々と勢力を伸ばし、極道として成長していく直也だが、思わぬ落とし穴が。

裏切り者に対する加奈江の極道の妻として、そして母としての想いが爆発する――という話。


感想

岩下志麻十朱幸代三田佳子と続き、再び岩下志麻主演で第4弾が製作され終了。
と思われたが、その翌年には再び岩下志麻でシリーズが続くことになった。
なのでタイトルが「新・極道の妻たち」になっている。

やっぱり三人を比較すると段違いなんだよねえ。
昔の仁侠映画と違い、普通の女性ファンを引き付けたのは岩下志麻の功績が大きい。

で、このシリーズ第5弾は一種の母もの映画みたいな。
高嶋政宏と岩下志麻の対決シーンがクライマックス。
桜がバックにあって様式美抜群。このあたりは時代劇を連想させるものが。

さすが東映京都ならではって感じのシーンかな。
高嶋政宏のお目付け役に綿引勝彦がいて、
岩下志麻の影のような存在で本田博太郎がいる。この役が結構儲けものなんだな。

かたせ梨乃さんが珍しく弁護士役。
こんなところもシリーズの魅力ですな。

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