1946年製作のアメリカ映画。
監督は毎度おなじみジョン・フォード、主演はヘンリー・フォンダ。
OK牧場の決闘を題材にした西部劇を代表する作品の一つ。
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あらすじ
毎度おなじみワイアット(ヘンリー・フォンダ)を中心とするアープ兄弟。
なにやらシャープ兄弟みたいな感じになったが、
とにかく牛追いをしながら平和に暮らしていた。
ところが、トゥームストーンにやってきた時
見張りさせていた末弟のジェームズがならず者に射殺される。
ここから「ボケ、こら!」とは言うてないけど
ワイアットはいったんは断った保安官を引き受け町にとどまる。
保安官となったワープ兄弟はクラントン一家を怪しいと睨むが証拠がない。
賭博の元締めドク・ホリデイ(ヴィクター・マチュア)との友情、
ドクの恋人で東部からやってきた娘・クレメンタイン(キャシー・ダウンズ)、
ドクの情婦でお騒がせ女・チワワ(決して犬ではない、リンダ・ダーネル)と
いろいろやっている間にワープ兄弟のヴァージルが殺されてしまう。
そして決戦の日が。日の出とともにワイアットたちとクラントン一家は――という話。
感想
数ある西部劇の中でも叙情性の高さで知られる作品。
ま、このあらすじの書き方ではそんなことは毛ほども感じんかもしれんが(笑)
結構退屈といえば退屈な面もあんのよね。
実際のOK牧場の決闘とは随分違うらしいし。
最初にワイアット・アープが髭そりに行って、
酔っ払いが暴れているのを引きずって出てくるシチュエーション。
あれなんか「七人の侍」に影響与えてるかもしれんねえ。
ワイアット・アープが使っていたとされるバントライン・スペシャル。
この名前を最初に知ったのはドラえもんだったかな。
まあワイアット・アープよりドク・ホリデイの方が感情移入しやすい。
「死んだよ。何がドクターだ」と言ってショットガン持つとこなんざ最高にカッコいい。
これは後の映画「OK牧場の決斗」でもそういうところあるけど。
したがって、ヴィクターマチュアとカーク・ダグラスどっちがいいかという話はあっても、
ヘンリー・フォンダとバート・ランカスターどっちがいいかというのはほぼ聞いたことがない。
字幕で観るより吹替で観た方がワイアット・アープが
シャキッとしているように感じるから不思議なもんである。
オーマイダーリン、オーマイダーリン…の主題歌と
ラストの「クレメンタイン。素敵な名前です」と言って去ってくとこは好きだけどね。
そういやクレメンタインってスコッチあったな。
昔飲んだんだけど。結構旨かった。久々に飲んでみたいねえ。