アクション映画「突破口!」を久々に観る

1973年公開のアメリカ映画。
監督はアクション映画の名匠ドン・シーゲル、主演はウォルター・マッソー。

あらすじ

田舎のちっちゃい銀行を襲うのが専門の小悪党たち。
リーダーのチャーリー(ウォルター・マッソー)と
相棒ハーマン(アンドリュー・ロビンソン)は今日も田舎でひと働き。

ところが、いつもと勝手が違い嫁は警官と銃撃戦の末に死ぬし
どうにかこうにかして逃げかえってカバンを開ければ奪った金は想像以上の大金だった。
実はその銀行、マフィアの隠し財産を管理していたのだ。
リーダーであるチャーリーはこりゃヤバいと直感し金返さんとと思うが
相棒はそんなん嫌や~せっかく奪ったのにわいらのもんや~と
別に関西弁でしゃべっているわけでは全くないが返そうとはしない。

そんなこんなで時間が経つうちにマフィアは殺し屋を二人に差し向けてきた。
果たしてチャーリーたちの運命や如何に――という話。


感想

悪党VS悪党の犯罪アクション映画。
しかもチャーリーたちはマフィアだけでなく警察からも追われる。

のどかな田舎町と強盗するアクションのアンバランスさが最高。
さすがドン・シーゲルである。

この人は大ヒット作「ダーティーハリー」を監督し
続編も依頼されたにも関わらず自分のプロダクションを作って本作を監督した。
もし「ダーティーハリー2」もこの人が監督していたらと思わんでもないが
歴史のイフというのはわからない。

ま、なんちゅうても小悪党が予想以上の大金を目にして
こりゃあかんでマフィアの金やで返した方がいいんちゃう、という設定が素晴らしい。

ウォルター・マッソーの抜け目のない小悪党がいいし、
元の仕事がアクロバット飛行やってた軽業師っていう設定も最後に生きてくる。

チャールズ・ブロンソンの「メカニック」とかもそうだけど
あれこれ人生経験積んできたおっさんなめんなよ感が心地いい(笑)
40代後半になると昔観た時より身につまされてついつい応援したくなる。

最後のどんでん返しも決まるし、もっと評価されていい映画なのでは。

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