1974年製作のアメリカ映画。
監督はロマン・ポランスキー、主演はジャック・ニコルソン。
フェイ・ダナウェイ、ジョン・ヒューストン、バート・ヤングなどが出演。
1975年のアカデミー脚本賞を受賞した。
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あらすじ
舞台は1930年代のロサンゼルス。
元警官のジェイク(ジャック・ニコルソン)は私立探偵。
2人の仲間と事務所を経営し、離婚調査と尾行を専門にしている。
ある日、ジェイクは市の水道局役人モーレイの妻から夫の浮気調査の依頼を受ける。
ジェイクはモーレイを尾行し、若い娘のような恋人がいることを掴む。
また、彼が市の新ダム建設に反対していることも。
ところが、モーレイの妻・イブリン(フェイ・ダナウェイ)は
調査を依頼してきた女性とは似ても似つかぬ美人。
イブリンの父で町の実力者・ノアとモーレイは対立していた。
数日後、モーレイが溺死体で見つかり、調査を依頼してきた女性も殺害される。
ジェイクは事件から手を引けとヤクザに脅され鼻をそがれながらも
調査を続け市の土地汚職とノア家の秘密を暴くのだが――という話。
感想
70年代を代表するフィルム・ノワールの傑作。
ジャック・ニコルソンはなんやかやで存在感がある。
通俗的なハードボイルドと探偵の姿にならないのはさすが。
なんやろねえ、決断力には優れているけどセンチメンタルな部分もあり、
元警官らしく腕はあるけど一匹狼ではないみたいな。
だって2人と事務所やってるような設定は珍しいもんね。
独特の私立探偵像を作り上げてますわな。
スマートさと泥臭さの掛け合わせ…うーん、なんせ独創的。
2時間を超える映画だが、削って削って研ぎ澄まされた感のある無駄のなさ。
フェイ・ダナウェイは相変わらずキレイだし。
ラストは賛否両論あるかもねえ。
たぶん若い頃観たらなんでやねん!となったかもしれない。
今観ると沁みるなあ…って感じで(笑)